農林水産事業 AFCフォーラム(2019年)
2019年12月号「農山村振興の未来を探る」
特集
農山村振興の未来を探る
- 人口減・人材増の「にぎやかな過疎」
小田切 徳美
現在、一部の農山村に、人口減は避けられないものの多彩な人材が集う「にぎやかな過疎」が出現している。令和・新時代の農山村の未来像を考察する - 田園回帰にユニークで多彩な取り組み
藻谷 浩介
ユニークで多彩な地域の取り組みによってU・Iターンする若者を呼び込み、田園回帰を進める農山漁村は、確実に増えている。現場情報を気鋭のエコノミストが紹介する - 地方にこそ誇りの持てる暮らしがある
寺本 英仁
住民の生活満足度が高く、ここ3年で800人以上の若者が移住している島根県邑南町。「A級グルメ構想」により「若者定住」「観光客誘致」「起業家育成」を実現している
特別企画
- 令和元年度アグリフードEXPO輝く経営大賞
~駆け上がる地域農業の担い手たち~
株式会社堀内果実園/奈良県
経営紹介
経営紹介
- 株式会社しらかみファーマーズ/秋田県
小林 郷司
ニンニクの価格競争力向上をめざし、黒ニンニク加工を開始する。さらに秋田県全体を巻き込んで県を一大産地にしようと精力的に活動する
変革は人にあり
- 株式会社桑郷/山梨県
ハン ソンミン
韓国出身で、日本人の妻の父から桑茶製造会社を引き継いだ。桑畑だった耕作放棄地を再生して県有数の大規模桑園に育て上げるなど、地域振興にも献身的に取り組む
シリーズ・その他
観天望気
- 農福連携の意義 中島 隆信 2
農と食の邂逅
- 矢端 晴美/群馬県 19
青山 浩子(文) 河野 千年(撮影)
フォーラムエッセイ
- 銘菓はふるさとの香り 中尾 隆之 22
耳よりな話 212回
- Jチーズ創出プロジェクト 鈴木 チセ 28
主張・多論百出
- デジタル農業誌「Agrio」編集長 菅 正治 29
書評
- 波夛野 豪・唐崎 卓也 編著
『分かち合う農業CSA 日欧米の取り組みから』
宇根 豊 31
インフォメーション
- 事業承継支援を事例から学ぶ
北海道地区総括課 32 - 自治体や金融機関と連携 全国への販路拡大を支援
高松支店 32 - SDGsと人手不足二つの課題の勉強会
宮崎支店 32
資金紹介 33
AFCフォーラム総目次(2019年1月号~12月号) 34
みんなの広場・編集後記 37
ご案内
- 第13回アグリフードEXPO大阪2020 38
1月号予告
- 特集は、「次世代の消費者を育む『食育』とは」を予定。
若者世代の「食」に、栄養の偏り、不規則な食事などに加え、国産農林水産物への関心の低下という課題が見えてきた。少子高齢化が進む中、産地から遠い消費地で見られる食料消費の変容について考察し、将来の国内食料需要を占う「食育」にフォーカスする。
- *本誌掲載文のうち、意見にわたる部分は、筆者個人の見解です。
2019年11月号「追跡、チャレンジ農業者」
特集
「農水産物・食品輸出」シリーズ/後篇
追跡、チャレンジ農業者
- ナガイモが教える青果物輸出モデル
有塚 利亘
生産過剰による価格暴落を抑えるため開始した十勝産ナガイモの輸出が好調だ。
9つのJAが広域連携してロットをまとめて応え、安全・安心の認証を取得し優位に立つ - 日本酒の価値を訴えて世界市場を獲得
小澤 弘教
政府による日本酒輸出促進へのバックアップ体制が整うが、酒造メーカーによる市場開拓への取り組みも必要だ。地酒輸出の先駆者、福島・会津地方の酒造メーカーから学ぶ - 市場分析で小玉リンゴに特化して輸出
内藤 祥平
東南アジアの一般消費者に的を絞り、日本産小玉リンゴを輸出。日本の農業の国際展開を支援し、新たなビジネスモデル構築を目指す
情報戦略レポート
- 食品企業の6割超がHACCPに取り組む
景況動向は5半期連続のマイナス
―食品産業動向調査(2019年7月調査)―
経営紹介
経営紹介
- 株式会社ファームランド牧/鹿児島県
牧 信一郎
熱水を使った土壌消毒法によりメロンの連作障害を克服し、品質と価格でグレードを区分することで全量売り切る体制を構築する。売り上げの2割が輸出であることも特徴だ
変革は人にあり
- 株式会社やまがたさくらんぼファーム/山形県
矢萩 美智
温室栽培など取り入れ収穫期間を伸ばし、くつろげるカフェを設ける。一方、従業員の働きやすい環境を整備し、お客と従業員のどちらにも「満足度日本一」の観光農園をめざす
シリーズ・その他
観天望気
- 食料需給構造のパラダイム転換 盛田 清秀 2
農と食の邂逅
- 佐藤 智香/熊本県 19
青山 浩子(文) 河野 千年(撮影)
フォーラムエッセイ
- あぁ納豆よ 中井 貴惠 22
主張・多論百出
- 民俗学者 野口 憲一 25
耳よりな話 211回
- 獣医学教育の礎・私学編② 加茂 幹男 30
まちづくりむらづくり
- 小学校存続へ、子育て世代の住宅
子どもの姿が自治活動に弾み
青河自治振興会/広島県三次市
岩崎 積 31
書評
- 筒井 一伸・尾原 浩子 著 図司 直也 監修
『移住者による継業 農山村をつなぐバトンリレー』
青木 宏高 34
資金紹介 35
インフォメーション
- 新規就農者に情報交換や
ネットワーク作りの場を提供
宇都宮支店 36 - 農業者から学ぶアドバイザーが担うべき役割
甲府支店 36 - 新規就農者向け講習会で
経営の課題や悩みを共有
名古屋支店 36 - デザインから考える売れる農産加工品の作り方
大分支店 36
みんなの広場・編集後記 37
ご案内
- 第13回アグリフードEXPO大阪2020 38
12月号予告
- 特集は、「ヨソモノ・ワカモノが導く農山村振興」を予定。
農山村は、労働力不足、鳥獣被害など課題山積で対策は待ったなし。そんな中、若年層を中心としたヨソからの移住者がまちおこしや地域課題の解決に取り組む動きが見られ始めた。ヨソモノ、ワカモノが導く農山村振興、その先の未来について、事例を交えて考察する。
- *本誌掲載文のうち、意見にわたる部分は、筆者個人の見解です。
2019年10月号「展望! 1兆円から5兆円へ」
特集
「農林水産物・食品輸出」シリーズ/前篇
展望! 1兆円から5兆円へ
- 世界の食市場の獲得目指し輸出拡大
塩川 白良
「2019年に1兆円」という農林水産物・食品の輸出額目標達成が視野に入った。1兆円に増大させ、その実績を基に「2030年に5兆円」を目指す - 五兆円への輸出戦略が地域農業に貢献
佐藤 光泰
政府が掲げる目標「2030年に5兆円」を達成するには、輸出ビジネスを構造的に見直す必要がある。そこで、日本農業の今後の輸出戦略について5つの要諦を述べる - 水産物輸出に求められるグローバル視点
佐野 雅昭
農林水産物・食品輸出の3割を占める水産物だが、まだ増やす余地がある。儲かる輸出ビジネス構築のためには、顧客創造活動をグローバルに展開することが必須である - 本誌特派
和食人気に支えられる魅力あるタイ市場
情報企画部
バンコクで毎年開催される、東南アジア最大級の総合食品見本市「タイフェックス」。輸出を目指す農業者や食品加工業者を支援するため日本公庫が設置したブースの様子を報告
情報戦略レポート
- 国産へのプレミアム感薄まる
20歳代の3人に1人が朝食抜き
―消費者動向調査(2019年7月調査)―
経営紹介
経営紹介
- もりやま園株式会社/青森県
森山 聡彦
作業時間の可視化で経営課題を把握。摘果したリンゴで新ビジネス起こし、着色作業不要の生産体制を確立することで利益を向上させた
変革は人にあり
- 株式会社金沢ワイナリー/石川県
井村 辰二郎
有機農業の先駆者が耕作放棄地でブドウを栽培、ワインを造り都市型ワイナリーをオープン。遊び心を忘れることなく、千年先まで持続可能な農業モデル構築を目指している
シリーズ・その他
観天望気
- 地理的表示(GI)と豊かな社会 木村 純子 2
農と食の邂逅
- 實川 真由美/千葉県 19
青山 浩子(文) 河野 千年(撮影)
フォーラムエッセイ
- おいしいご飯の責任 林 裕人 22
耳よりな話 210回
- 嗜好変化に合わせ技術開発 吉岡 宏 30
まちづくりむらづくり
- 足元の「あるもの探し」の地域資源調査
地元愛が世代を超えて成果の実を結ぶ
野原村元気づくり協議会/三重県度会郡大紀町
鳥田 陽史 31 - 野口 悠紀雄 著 『戦後経済史 私たちはどこで間違えたのか』
武本 俊彦 34
書評
インフォメーション
- 第13回「アグリフードEXPO大阪2020」の
出展者を募集しています
情報企画部 35 - 販路拡大と物流面の課題解決を支援
情報企画部 36 - スマート農業や税の知識など
経営課題について情報交換
福井支店 36 - リーダーのためのコミュニケーション術
前橋支店 36
みんなの広場・編集後記 37
ご案内
- 第13回アグリフードEXPO大阪2020 38
11月号予告
- 特集は、「展望!1兆円から5兆円へ」(「農林水産物・食品輸出」シリーズ/後篇)を予定。
国産農林水産物・食品の輸出は「ジャパン・ブランド」の浸透と共に年々増加し2019年には輸出額1兆円達成が見込まれる。生産者や貿易商社などの具体的取り組みを踏まえ、次の目標である輸出額5兆円を実現するための課題や方策を考察する。
- *本誌掲載文のうち、意見にわたる部分は、筆者個人の見解です。
2019年9月号「サバから見える日本漁業」
特集
サバから見える日本漁業
- 二そう操業の日本型まき網で漁業復活
成子 隆英
多投資型漁業で多獲型操業という構造的課題を抱えるまき網漁業。新たな成長を目指すためには、海外市場の開拓や二そう操業という日本型まき網漁業の確立が急務である - JR西日本のサバ養殖にブランド戦略
金子 弘道
養殖漁業ビジネスに異業種からの参入が相次いでいる。その一つがJR西日本の展開する「お嬢サバ」だ。他企業と連携しながらのブランド戦略から日本漁業の生き残り策を探るく - 魚食の裾野を広げる「サバ缶」ブーム
濱田 武士
水産缶詰の潜在的需要を掘り起こしたと言えるサバ水煮缶ブーム。世界的な缶詰需要の急増で輸出も加速する。こうした社会的背景から、減少し続ける国内の水産物消費を考える
情報戦略レポート
- 認定新規就農者の課題について
―2019年度 認定新規就農者フォローアップ調査―
経営紹介
経営紹介
- 有限会社昭和水産/愛媛県
宮本 英之介
四国最大の魚市場を抱える八幡浜港で、唯一の沖合底曳き網漁業者。豊富な魚種を活かし沖(オキ)と陸(オカ)が連携、もうかる漁業の実現を目指している
変革は人にあり
- ウミトロン株式会社/東京都
藤原 謙
「養殖業は今世紀で最も重要な産業」と言い切る。JAXAでの人工衛星の開発経験を活かし、IoT技術を利用した水産養殖向けスマート自動給餌機を開発した
シリーズ・その他
観天望気
- 水産業の成長化 馬場 治 2
農と食の邂逅
- 手島 加世/鳥取県 19
青山 浩子(文) 河野 千年(撮影)
フォーラムエッセイ
- 時間旅行 野中 柊 22
主張・多論百出
- 下関短期大学栄養健康学科 木村 秀喜 25
耳よりな話 209回
- カラムナーリンゴの木 和田 雅人 30
まちづくりむらづくり
- 農泊の推進に移住促進と空き家対策も
高校に県外入学。ムラに人が集まる
NPO法人かわね来風/静岡県榛原郡川根本町
浜谷 友子 31 - 野口 憲一 著 『1本5000円のレンコンがバカ売れする理由』
宇根 豊 34
書評
インフォメーション
- 小さな改善から農業経営を考える
熊本支店 35 - 政策金融と輸出促進支援について学生に講義
情報企画部 35
「アグリフードEXPO輝く経営大賞」受賞者決定 35
資金紹介 36
みんなの広場・編集後記 37
ご案内
- 第13回アグリフードEXPO大阪2020 38
10月号予告
- 特集は、「農林水産物・食品の輸出一兆円その先(上)」を予定。
国産農林水産物・食品の輸出は「ジャパン・ブランド」の浸透と共に年々増加し2019年には輸出額1兆円達成が見込まれる。そこで政府が掲げる次の目標2030年に輸出額5兆円を実現するための方策や課題を考えよう。海外の輸出環境を踏まえ、日本の輸出ビジネスの未来予想図を描く。
- *本誌掲載文のうち、意見にわたる部分は、筆者個人の見解です。
2019年8月号「農業人材育成の今を追う」
特集
農業人材育成の今を追う
- これからの農業を担う人材育成が急務
藤井 吉隆
人材面で厳しい状況に直面する日本農業。維持・発展させるためには、経営の高度化に対応した農業経営者の育成と、雇用労働力では優秀な人材の育成、定着が必要だ - 民間企業も動き始めた農業支援隊の挑戦
山田 優
民間事業者が農業人材育成に積極的に乗り出している。総合人材サービス・パソナグループ「パソナ農援隊」もその一つだ。農援隊が育成を目指す担い手像を聞く - 農業大変!農業雇用人材の育成と定着化
澤田 守
離農者の受け皿としての機能が期待される農業法人では雇用労働力が増加しており、従業員の育成が喫緊の課題だ。従業員のモチベーションを高め、雇用の定着を図る秘訣とは
情報戦略レポート
- オホーツク農業の担い手と
新規就農の動向
―日本公庫北見支店、東京農業大学オホーツク校 共同調査―
経営紹介
経営紹介
- 株式会社ナカショク/新潟県
本間 春夫
養豚、採卵鶏を広域で営む。25カ所の農場は飼養条件を統一し、過去の生産データを蓄積・分析することで効率化を図る。ゆとりある掃除が行き届いた畜舎などコストより最善を追う
変革は人にあり
- 有限会社竹内園芸/徳島県
竹内 勝
将来の人手不足に備えベテランの技術である「断根育苗」を最先端のAIが担う施設を建設。国内需要の一割にあたる5000万本の苗の供給を目指す
シリーズ・その他
観天望気
- 女性たちの意思決定 原 珠里 2
農と食の邂逅
- 山田 千尋/東京都 19
青山 浩子(文) 河野 千年(撮影)
フォーラムエッセイ
- 襟を正して 斎藤 恵理 22
主張・多論百出
- 山形在来作物研究会 江頭 宏昌 25
耳よりな話 208回
- 農業経営にガイドブック 宮武 恭一 30
まちづくりむらづくり
- 里山をまるごと一つのホテルに
身の回りの資源活かし生業の創造
株式会社百笑の暮らし/石川県輪島市
山本 亮 31 - 旦部 幸博 著 『珈琲の世界史』
青木 宏高 34
書評
インフォメーション
- アジア太平洋地域の農業金融発展に協力
情報企画部 35
- NPO法人グリーンウッド自然体験教育センター
辻 英之 25
交叉点
- APRACA・研修団受け入れと理事会開催
情報企画部 36
みんなの広場・編集後記 37
ご案内
- 第14回アグリフードEXPO東京2019 38
9月号予告
- 特集は、「サバから読み解く日本漁業」を予定。
資源管理の成果が表れ始め、漁獲量の改善の兆しが見られるサバ。養殖・ブランド化が進み、付加価値向上を実現するなど漁獲量拡大・消費量拡大を目指す日本漁業の方向性を示唆している。サバを通じて日本漁業を俯瞰してみよう。日本漁業および関連産業の発展の道筋が見えてくる。
- *本誌掲載文のうち、意見にわたる部分は、筆者個人の見解です。
2019年7月号「卸売市場の生き残り策!!」
特集
卸売市場の生き残り策!!
- 改正卸売市場法下の新ビジネスモデル
藤島 廣二
卸売市場法が改正され、今後は卸売市場開設者や業者の独創性が求められる。自由度が高まった開設者らは新しいビジネスモデルの構築が必要だ - 東京・大田市場と東京青果が挑む改革
細川 允史
シェア拡大を続ける東京・大田市場と東京青果。その取り組みから日本の卸売市場が解決すべき多くの課題が見えてきた - 生き残りを懸ける地方卸売市場の試練
淺沼 進
市場主義経済による自由競争に足を踏み入れることになる地方卸売市場。独自の取り組みで利益を上げる三つの事例から、生き残るためのカギを探る
情報戦略レポート
- 景況の悪化続く四半期連続のマイナス幅拡大
経常利益の悪化も継続
―食品産業動向調査(2019年1月調査)―
- 義務化を背景に進むHACCP導入
農業参入動機は原材料の安定確保
―和歌山県漬物製造事業者アンケート調査(2019年2月調査)―
経営紹介
経営紹介
- 株式会社糸島みるくぷらんと/福岡県
宮﨑 英文
糸島地域の酪農家と酪農組合の出資により設立された。酪農家とのつながりを強みに、高品質な乳製品を開発。今では首都圏や海外を視野に入れる
変革は人にあり
- 株式会社Wakka Agri/長野県
出口 友洋
国産米の輸出から「頭で食べる」欧米人向けに機能性に特化した自然栽培の米作りに挑戦。一連の事業の展開の始まりは香港駐在時の体験にある、と語る
シリーズ・その他
観天望気
- 世代交代と担い手育成 秋山 満 2
農と食の邂逅
- 松原 たみえ/岩手県 19
青山 浩子(文) 河野 千年(撮影)
フォーラムエッセイ
- 最高の食卓 コウ ケンテツ 22
主張・多論百出
- 株式会社津々浦々 植草 茂樹 25
耳よりな話 207回
- 獣医学教育の礎・私学編① 加茂 幹男 30
まちづくりむらづくり
- ミカンに笑い、ミカンに泣いて
ミカンの里は、にぎやかで忙しい
伍位軒集落/福岡県みやま市
山下 辰馬 31
書評
- 金子 勝 著 『平成経済 衰退の本質』
武本 俊彦 34
インフォメーション
- 高校・高専生の「創業マインド向上」
「高校生ビジネスプラン・グランプリ」運営事務局 35
みんなの広場・編集後記 37
ご案内
- 第14回アグリフードEXPO東京2019 38
8月号予告
- 特集は、「育てよう、次代を担う農業人材」を予定。
農業者の高齢化が進行する中、次の時代を担う若い農業者の育成が重要であり喫緊の課題と言える。そこで、今後必要とされる人材をどのように育成するのかを考え、これからの農業担い手像を展望する。
- *本誌掲載文のうち、意見にわたる部分は、筆者個人の見解です。
2019年6月号「異業種連携の農業新時代」
特集
異業種連携の農業新時代
- 農福連携が「+α」を生み地域を元気に
濱田 健司
人手不足解消の糸口となりうるのが、福祉分野との連携だ。障害者を新たな労働者として期待する農業側と障害者の新たな雇用の場と期待する福祉側の思惑が合致した - インバウンドで地域活性化の農観連携
上山 康博
持続的な農業の発展には地域活性化が重要な課題の一つだ。農泊、民泊という観光分野との連携で、地域活性化に向け新たな価値を創造することができる - 物流会社と連携し農産物流通を変える
加藤 百合子
深刻な物流コストの増加により生産者の利益が圧迫されていることを知り、物流会社と連携して新しい物流システム「やさいバス」を構築した農業者。その想いを聞く
情報戦略レポート
- 農業景況DIは大幅低下
外国人技能実習生は11%の担い手が受け入れ
―農業景況調査(2019年1月調査)―
経営紹介
経営紹介
- 有限会社米山農産/富山県
米山 義隆
転作による水田の地力低下を目の当たりにし、田を田として使うことを決意。縮小する国内需要に、海外に活路を見出した。生産者のこだわりの輸出戦略を紹介しよう
変革は人にあり
- 有限会社伊万里グリーンファーム/佐賀県
前田 清浩
課題解決を新しい展望へとつなげ収益を向上させた。小ネギの規格外品解消から主力商品となるカットネギを生み、ふりかけ・スープなど加工食品製造へとビジネスチャンスを広げる
シリーズ・その他
観天望気
- スマート農業が加速する 野口 伸 2
農と食の邂逅
- 吉野 ひろみ/高知県 19
青山 浩子(文) 河野 千年(撮影)
フォーラムエッセイ
- おいしい言葉 後藤 繁榮 22
主張・多論百出
- 元東大教員『体を張るフルーツ研究家』 中野 瑞樹 25
耳よりな話 206回
- 農業者が開発した収穫機 吉岡 宏 30
まちづくりむらづくり
- 日本の地域、環境を支える若者パワー
森をつくり、若者の未来をつくる
NPO法人トチギ環境未来基地/栃木県芳賀郡
塚本 竜也 31 - 徳永 光俊 著 『日本農法の心土 まわし・ならし・合わせ』
宇根 豊 34
書評
インフォメーション
- 職場環境整備の重要性農業を魅力ある産業へ
青森支店 35 - イチゴ農園の経営課題をアドバイザーで共有・検討
神戸支店 35 - スマート農業の推進について異なる三つの視点から
盛岡支店 35 - SA・PAと地元企業の連携強化へ向けた大商談会
近畿地区総括課 35
『事業性評価融資』のご案内 36
みんなの広場・編集後記 37
ご案内
- 第14回アグリフードEXPO東京2019 38
7月号予告
- 特集は「卸売市場の未来を問う」を予定。
流通の多様化を背景に低下傾向にあった市場経由率は、下げ止まりを見せ始めた。卸売市場はいかにして歯止めをかけたのだろうか。そこには、集荷・分荷など市場が求められている機能以外に、生き残りをかけた独自の工夫があった。卸売市場法改正も踏まえ、卸売市場の未来を考察する。
- *本誌掲載文のうち、意見にわたる部分は、筆者個人の見解です。
2019年5月号「地球温暖化。考える農業」
特集
地球温暖化。考える農業
- 地球温暖化に伴う気候変動への適応策
久保 牧衣子
高温、甚大な豪雨被害などで農林水産業の基盤が揺るぎかねない状況だ。被害を防止・軽減する気候変動への適応策を紹介する - 米の高温登熟耐性品種、研究開発最前線
佐藤 宏之
高温障害を乗り越えるべく新品種の研究・開発が急がれる。すでに高温耐性、かつ食味で全国トップクラスの品種も誕生した - 温暖化活かしリスクに挑む北海道農業
山田 優
地球温暖化に対し各地で進められている「緩和策」。訪れた北海道の農家は気象変化を活かした適地生産など新たな農業振興につなげていた
特別企画
素顔の中国
- あなたが知りたい「食」の最前情報
伊藤 優志
在中国日本国大使館で農林水産物・食品の輸出促進など食産業分野を担当する日本企業支援担当官が、肌で感じた中国市場の可能性を綴る
情報戦略レポート
- 健康志向が上昇し、過去最高を更新
食品ロス削減は使い切り商品に期待
―消費者動向調査(2019年1月調査)―
経営紹介
経営紹介
- 株式会社アーチファーム/岡山県
植田 輝義
手間がかかることから生産者が減少し、生産量も減少し続けた地域の黄ニラ。地産地消に活路を見いだし、自ら広告塔になり市場を開拓
変革は人にあり
- 株式会社GRA/宮城県
岩佐 大輝
伝統農法にIT技術を組み合わせ、町の誇りであるイチゴをデパ地下の高級ブランドに。世界を目指して農業の新しいビジネスモデルに挑戦
シリーズ・その他
観天望気
- 農業で才覚を発揮する 堀口 健治 2
農と食の邂逅
- 三浦 綾佳/茨城県 19
青山 浩子(文) 河野 千年(撮影)
フォーラムエッセイ
- 採れたてはやっぱり素晴らしい 田中 勝春 22
主張・多論百出
- NPO法人大地といのちの会 吉田 俊道 25
耳よりな話 205回
- スマート農業を身近に 吉田 智一 30
書評
- 伊藤 裕康 監修、小松 正之 著 『築地から豊洲へ 世界最大市場の歴史と将来』
青木 宏高 35
インフォメーション
- 農業に「ありがとう」の気持ちが届く仕組みを構築
金沢支店 36 - 124コマの個別商談と吉野家会長の講演
近畿地区統括課 36 - 「アグリフードEXPO大阪2019」今年も盛況
情報企画部 36
みんなの広場・編集後記 37
ご案内
- 第14回アグリフードEXPO東京2019 38
6月号予告
- 特集は「異業種との連携で展がる未来」を予定。
農業界の大きな課題である「人手不足」「地域活性化」「農産物輸送」について異業種連携による解決策にスポットを当てます。見えてきた解決の道筋と今後の日本農業の発展につながる異業種連携を推考し、そこから農業の未来を展望します。
- *本誌掲載文のうち、意見にわたる部分は、筆者個人の見解です。
2019年4月号「「平成農業」からの伝言」
特集
「平成農業」からの伝言
- 平成時代が導く近未来の農業担い手像
生源寺 眞一
平成を代表する農業経済学者が語る、平成農業の変遷と近未来の担い手像。中高年の新規就農を視野に入れるなど新たな担い手育成が必要と説く - 特別企画 提言座談会
平成農業のリーダーが大いに語る
平成農業をリードしてきた農業経営者三人に集まってもらった。彼らはどのように生き抜き経営を発展させ、何を思ってきたのか。また、未来の展望とは。生の声を届けよう - 「平成農業」からの伝言
「情報戦略レポート」再録
情報戦略レポート
- 農業法人経営の課題を探る
―2017年農業経営動向分析(法人経営)―
労働集約型農業は人件費が利益を圧迫
畜産は素畜・初妊牛価格高騰で負担増
経営紹介
経営紹介
- 株式会社ナカセ農園/愛知県
中瀬 進吾
口コミでおいしさの評判が広がり、生産するミニトマトのほぼ全量を自社直売所で販売する。直売に農業の大きな可能性を感じる、と話す
変革は人にあり
- 萩酒米みがき協同組合/山口県
山田 和男
酒米に生産特化する集落営農法人と酒造会社による農商工連携プロジェクトが発進。目指すはオール萩の日本酒ブランドで、地域の夢づくりを実践している
シリーズ・その他
観天望気
- 海洋プラスチックごみ問題 石川 雅紀 2
農と食の邂逅
- 佐々木 恵美/島根県 19
青山 浩子(文) 河野 千年(撮影)
耳よりな話 204回
- 味噌の新たな品質評価 楠本 憲一 22
書評
- 井手 英策 著 『富山は日本のスウェーデン 変革する保守王国の謎を解く』
村田 泰夫 30
まちづくりむらづくり
- 東京から近い田舎で地域ぐるみのおもてなし
「農泊」やインバウンドプロジェクトを展開
一般社団法人秩父地域おもてなし観光公社/埼玉県秩父市
井上 正幸 31
インフォメーション
- 第14回「アグリフードEXPO東京2019」を開催!!
情報企画部 34 - 海外で農業に取り組む食品企業
情報企画部 35
みんなの広場・編集後記 37
ご案内
- 第14回アグリフードEXPO東京2019 38
5月号予告
- 特集は「進む地球温暖化への対応策」を予定。
近年地球温暖化が進み、従来通りの栽培地域・栽培方法では、品質・生産量を確保できない事例が増加している。現在の生産地にこだわり品種改良などで対応する取り組み、気候条件に適した品目を生産する取り組みを参考に、今後の農産物生産の在り方を考察する。
- *本誌掲載文のうち、意見にわたる部分は、筆者個人の見解です。
2019年3月号「アグリデータ新時代の波」
特集
アグリデータ新時代の波
- データ活用型時代へスマート農業が動く
神成 淳司
農業はデータ活用型時代に入ってきた。そこで、情報通信技術研究の第一人者にビッグデータの活用による農業の未来を展望してもらおう - 情報通信の先端技術が拓く農業の未来は
久住 嘉和
産官学連携によって情報通信大手が戦略的に進める農業ソリューションを紹介しよう。いずれも先端技術を活用した現場の取り組みだ - 宇宙利用の観測データが創る次世代農業
原 政直
宇宙から農業現場を観測・収集したビッグデータにより、生産予測技術は新時代に入ろうとしている。データベース化する農業の今後とは
情報戦略レポート
- 大規模個人の経営実態は今
―2017年農業経営動向分析(個人経営)―
販売価格上昇で茶は2年連続の増収増益
畜産は飼料費、素畜費高騰で個人経営に負担大
経営紹介
経営紹介
- 株式会社土田鶏卵/福井県
土田 英夫、桝井 寿和
卵の福井県内販売シェアの8割を占める。地域への卵の供給を切らさないという供給責任を順守し販売先と消費者との信頼関係を構築、経営を拡大した
変革は人にあり
- 有限会社パインランドデーリィ/北海道
松村 孟
業務の効率化を目指し、酪農の現場でICTを導入。データベース化を進めスマホで牛のデータを確認し行動に移す効果は絶大だと語り、収益力を高めている
シリーズ・その他
観天望気
- 二つの農業哲学 秋津 元輝 2
農と食の邂逅
- 樋口 真理子/滋賀県 19
青山 浩子(文) 河野 千年(撮影)
フォーラムエッセイ
- 西の、葉もの野菜 高山 なおみ 22
耳よりな話 203回
- 獣医学教育の礎 加茂 幹男 28
まちづくりむらづくり
- 基盤整備か農村景観の保全か、選択は共存。
むらのお宝マップ「平成の大絵図」に全員参加
本寺地区地域づくり推進協議会/岩手県一関市
五十嵐 正一 29
書評
- 野家 啓一 著 『はざまの哲学』
宇根 豊 32
インフォメーション
- 日本人が営むベトナム農場を訪ねて
情報企画部 33 - こだわりの県産食材の料理を味わいつつ商談
徳島支店 35 - 食い倒れの街・大阪で新たな農商工連携を学ぶ
大阪支店 35 - 適切なふん尿処理と売れる堆肥作りを考える
奈良支店 35 - 地域の市民を招いて食の大切さを発信
帯広支店 35
認定農業者の皆さまへ 36
みんなの広場・編集後記 37
ご案内
- 第14回アグリフードEXPO東京2019 38
4月号予告
- 特集は「平成農業を振り返る」を予定。
認定農業者制度の創設、農地法の改正、稲作経営安定対策の創設など、平成は農業界にとって、大きな変革を迎えた時代だったと言える。そこで、平成の時代を振り返り、次の時代を担う次世代の農業、担い手について展望する。
- *本誌掲載文のうち、意見にわたる部分は、筆者個人の見解です。
2019年2月号「Next! 森林経営の将来像」
特集
Next! 森林経営の将来像
- 森林経営管理法にみる林業経営の行方
岡田 秀二
低炭素循環型社会へ向けて「新たな森林管理システム」の実現が切要だ。実現への課題は何か、先進事例から探ってみよう - 森林組合が主導する森林管理システム
坪野 克彦
「新たな森林管理システム」をチャンスと捉え森林整備を進めるべきだ。地域森林管理の担い手である森林組合の活動に注目した - 高性能林業機械を駆使する効率化経営
赤堀 楠雄
政府は、高性能林業機械の導入に力を入れている。そこで経営理念に合わせ高性能林業機械を活用する事例を紹介。現場のヒントになる
情報戦略レポート
- 農業参入は増加も関心を持つ層は減少
電子商取引は拡大予想大規模企業ほど物流に課題
―食品産業動向調査(2018年7月調査)―
経営紹介
経営紹介
- 株式会社ハルキ/北海道
春木 芳則
地域材(道産材)の原木購入から各種加工、販売の一貫体制を敷く。アイデア豊かなオリジナル商品と木育で道産材の可能性を高める
変革は人にあり
- 有限会社金子ファーム/青森県
金子 春雄
制約もあり実現は簡単ではないとされる酪肉複合経営でメガファームを運営。ICTを活用した牛群管理を実践するなど科学的に農業に取り組んでいる
シリーズ・その他
観天望気
- 森を作る国造り 椎野 潤 2
農と食の邂逅
- 西岡 智子/栃木県 19
青山 浩子(文) 河野 千年(撮影)
フォーラムエッセイ
- とろろは家族の味 鈴木 ちなみ 22
主張・多論百出
- NPO法人グリーンウッド自然体験教育センター
辻 英之 25
耳よりな話 202回
- 施肥量激減の技術 吉岡 宏 30
まちづくりむらづくり
- 移住者だから分かる島の魅力発信
暮らしと観光客をつなぎ活性化へ
いえしまコンシェルジュ合同会社/兵庫県姫路市
中西 和也 31
書評
- 藤山 浩 編著 『「循環型経済」をつくる 図解でわかる田園回帰1%戦略』
村田 泰夫 34
インフォメーション
- Vietnam Food Expo現地レポート
魅力的な市場に国際競争激化の予兆 情報企画部 35 - 山口県産品の商談会で地域の連携深める
山口支店 36 - 地域が抱える課題の答えは現場にあり
京都支店 36
交叉点
- APRACA・研修団受け入れと理事会開催
情報企画部 36
みんなの広場・編集後記 37
ご案内
- 第12回アグリフードEXPO大阪2019 38
3月号予告
- 特集は「アグリデータ新時代」を予定。
デジタル化、ICT化のトレンドの下、ビッグデータの活用により、農業の生産性をどこまで向上させることができるのか。最新の取り組みを追うとともに新しい農業のカタチを展望する。
- *本誌掲載文のうち、意見にわたる部分は、筆者個人の見解です。
2019年1月号「日本酒・茶・出汁-「和」の未来」
特集
日本酒・茶・出汁-「和」の未来
- 日本酒を「選んでもらう」時代に活路あり
後藤 奈美
日本酒は特徴ある新銘柄や海外の好評価など可能性が十分ある。「選んでもらえる日本酒」を目指した品質とマーケティングの取り組みが必須だ - 危機をばねに新規需要開拓に挑む茶産業
村田 泰夫
ティーバッグなど簡便性、茶飲料が広がりを見せる一方、需要の低迷が深刻なリーフ茶。変わる茶市場に業界はどのように対応しているのか。茶産業の今を追う - 出汁市場の復活は海外、若年層を狙え
金子 弘道
かつお節製造業は国内で低迷が続く。業界は海外進出で活路を模索したり、若年層の新規需要を掘り起こすなど、出汁の普及に懸命だ。現状と今後の課題を追う
特別企画
- 平成30年度アグリフードEXPO輝く経営大賞
~駆け上がる地域農業の担い手たち~
株式会社谷口農場/北海道
経営紹介
経営紹介
- 福光酒造株式会社/広島県
福光 寛泰
廃業した酒造の復活、と同時に、酒蔵を中心としたまちおこしに取り組む造り酒屋4代目。培った醸造技術を活かし、どぶろくとワインを造る
変革は人にあり
- 有限会社宮川洋蘭/熊本県
宮川 将人
島というハンディ克服にインターネットをフル活用。失敗エピソードも発信し消費者の共感を得て、現在、売上高の70%をネット関連で販売している
シリーズ・その他
観天望気
- 萌芽 奥田 徹 2
農と食の邂逅
- 青木 紀美江/神奈川県 19
青山 浩子(文) 河野 千年(撮影)
フォーラムエッセイ
- 農家のいいとこどり 矢ケ崎 静代 22
主張・多論百出
- 野村アグリプランニング&アドバイザリー株式会社
仲野 真人 25
耳よりな話 201回
- 乳房炎対策の研究 窪田 宜之 30
まちづくりむらづくり
- 6軒13人の集落に、23歳で単身移住
農村の「はぐくむ力」に希望の里づくり
スノーデイズファーム株式会社/新潟県十日町市
佐藤 可奈子 31
書評
- 小林 弘幸 著 『医者が考案した「長生きみそ汁」』
青木 宏高 34
インフォメーション
- 農林水産業の成長産業化に求められるもの-日本政策金融公庫農林水産事業懇話会-
情報企画部 35
みんなの広場・編集後記 37
ご案内
- 第12回アグリフードEXPO大阪2019 38
2月号予告
- 特集は「森林経営管理法がもたらす構造変化」を予定。
昨年5月に成立した森林経営管理法は市町村を介し、小規模林家の経営を意欲ある担い手農家に集約するもの。新たな森林管理システムの構築により採算ベースの森林経営を基にした、森林の多面的機能の発揮と成長産業化の実現可能性について、課題も踏まえ考察する。
- *本誌掲載文のうち、意見にわたる部分は、筆者個人の見解です。
- 新着情報・広報誌
- 総合研究所
- 国民生活事業
- 調査結果
- 生活衛生関係営業に関する調査結果
- 教育費に関する調査結果
- 小企業の経営指標調査
- 刊行物
- 生活衛生だより
- 出版物
- 農林水産事業
- 中小企業事業
- 調査結果
- 信用保険関連の調査
- 取引先海外現地法人の業況調査
- 刊行物
- JFC中小企業だより
- 経営情報
- 出版物
- 事例集