国際交流への取り組み

小企業は、持続的な経済発展の核となる重要な存在といえます。アジアを中心とした開発途上国の多くでは、貧困緩和、雇用創出、裾野産業振興などの観点から、小企業振興が重要政策に位置付けられており、小企業金融への関心も高まっています。しかし、そういった国々では、担保不足や財務資料の未整備、金融機関のノウハウ不足といった制約から、必ずしも小企業が金融にアクセスする環境が整っているとはいえません。近年、いわゆる「マイクロファイナンス」が多くの国に広まっていますが、小企業の多様な資金ニーズをすべて満たしているわけではありません。

こうしたなか、小企業金融の促進と金融機関の能力強化を目指す開発途上国から、当公庫国民生活事業に対し、小企業金融の経験やノウハウを伝えてほしいという要望が寄せられるようになりました。当事業が、日本において、半世紀以上も小企業金融専門機関としての役割を担ってきたことが注目されたのです。

そこで2001年、当事業(当時は国民生活金融公庫)は、国際交流室(現 海外支援グループ)を設置し、ODA機関や国際機関と連携して、小企業向け融資審査手法などのノウハウを開発途上国に伝える国際交流活動に取り組んできました。

ここでは、当事業の国際交流活動について、詳しく紹介します。

開発途上国の様子

技術協力

当公庫国民生活事業は、これまで蓄積してきた小企業の融資審査ノウハウを提供することによって、開発途上国の金融機関が抱える課題の克服に協力しています。毎年、日本のODA実施機関や国際機関等と連携し、これら金融機関に対する現地や日本でのセミナー等を企画・実施しています。

(現在実施中の技術協力)

(過去に実施した技術協力)

国際会議等への参加

開発途上国等において中小企業金融の重要性が認識されるにつれて、これをテーマとする国際会議等が数多く開催されるようになりました。当事業は、こうした会議等にも積極的に参加し、情報発信や意見交換に努めています。

視察団の受入

開発途上国からは、日本の経験から学ぼうと毎年数多くの視察団等が訪日しています。当事業にも、JICA等の研修事業の一環として、中小企業金融を学ぼうとする視察団等が毎年20件ほど訪れています。当事業はこうした視察団等に対する講義実施にも力を入れています。

従来型SMEファイナンスとマイクロファイナンスとの間に生じる「空白」

Voice: 海外の中小企業金融機関等から寄せられた声

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