お客さまインタビュー正社員を増員し、ポイ捨てごみ問題の解決を加速

2017年11月10日掲載

株式会社ピリカ(東京都渋谷区)
代表取締役  小嶌(こじま)  不二夫( ふじお)  様

●Mission
科学技術の力であらゆる環境問題を克服する
代表取締役 小嶌 不二夫 様
Q. どのような事業をされているのですか。

環境問題は、地球上の全ての生物に関わるものであり、さまざまな問題が存在する現代社会においても、最重要の分野であるといえます。こうした認識のもと、当社では、ポイ捨てごみ問題の解決に向けた事業として、主に2つのサービスを提供しています。

1つは、ごみ拾いのモチベーションを向上させるSNS「ピリカ」です。ピリカは、拾ったゴミの写真をみんなでシェアすることで、楽しくごみ拾いを行うことをサポートするSNSで、平成23年のサービス開始以来、これまでに世界78ヵ国から、累計7,000万個以上のごみが拾われています。

もう1つは、地域のポイ捨ての状況を調査するサービス「タカノメ」です。タカノメは、街や施設の設計、ポイ捨て防止策の効果測定・改善等に役立つデータを地方公共団体に提供するサービスです。具体的には、専用のアプリが入ったスマートフォンを用いて地面を動画で撮影した後、撮影した動画から画像を切り出し、独自の画像解析技術を用いてごみの分布等を示すことで、ポイ捨て状況を見える化します。

ポイ捨てごみを拾う人が増えれば、ごみ問題の解決が促進されます。今後の課題は、ユーザーの要望を収集したうえで、社内での議論を徹底的に重ね、サービスをより使いやすいものとして充実させていくことです。

環境問題の解決に取り組む人材は、質量ともに、まだまだ十分とはいえません。当社の事業を通じて、少しでも多くの人々が環境問題に興味を持つきっかけになれば良いなと考えています。

Q. 借入金のお使いみちは何ですか。

事業の拡大に向けた人件費として使っています。当社では、今年から来年にかけて正社員を増員し、営業活動とシステム開発を強化していく予定です。

Q. 日本公庫に相談された経緯を教えてください。

日本公庫のことは、起業家の先輩から教えてもらっていたため、創業当初から知っていました。IT業界のベンチャー企業は、増資によって必要な資金を調達するケースも多いのですが、当社の場合は、資金調達のスケジュールや調達金額等の観点から融資の方が適していると判断したため、日本公庫に相談しました。

Q. 日本公庫をご利用いただいた感想を教えてください。

申込手続きがシンプルであり、融資の相談から実行まで迅速に対応していただきました。IT業界における事業環境の変化は非常に早いため、とても助かりました。

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