NPOマップ(NPOや中間支援組織を探す)

認定NPO法人育て上げネット

主に多摩地域の企業、場所を問われないデジタル産業の業界を中心に協働・連携を積極的に推進しています。具体的には支援にかかる費用を企業が捻出することで、若者が無償で支援を受けられるプログラムを行っています。 こうした活動によって支援を受け孤立状態を解消する若者が増えています。インターンシップを通じて個々人の若者と長時間関わりを持つことで、企業側からそのまま採用したいとリクエストを受け、コミュニケーションを続けた末に採用に至るケースもあります。
こうした企業協働で得られた知見は政策提言として関係省庁・自治体部署に働きかけています。日本マイクロソフト株式会社と協働した「若者UP」事業は厚生労働省が行う地域若者サポートステーション事業のひとつとして昇華されました。企業とNPOの取り組みが全国に安定的に提供するようになったインフラ化の事例と捉えています。

理事長名
工藤啓
法人所在地
〒190-0011 東京都立川市高松町2-9-22 生活館ビル3階
職員数
51名~100名
法人設立年
2004
  • 子どもの健全な育成
  • 子育てコミュニティ
  • 青少年に向けた教育活動
  • 働くための能力開発
  • 働きたい人と地域の企業をマッチング
  • デジタル分野を専門とする人材不足の解消
  • 中小企業の人材不足の解消
  • 女性の自立・就労支援
認定NPO法人育て上げネット イメージ
認定NPO法人育て上げネット イメージ
解決しようとしている社会課題
一般にひきこもり・ニート等と呼ばれている「社会から孤立した若者(≒若年無業者)」が全国に約200万人、17人に1人いるといわれています。この社会的孤立状態の解決を目指しています。
孤立状態にある若者は「働く」ことに悩みを抱えていたり、社会との接点をつくることができないために自立的な生活をできていません。こうした若者が増えることは社会保障費の増大など社会全体に負担にもなります。
長期にわたり自己責任的な論調もあって充分な支援がされなかったことが起因して就職氷河期世代や8050問題といったより深刻な社会課題へと発展しているケースも多く、より早期の段階での解決が必要であることがわかってきています。
社会課題を解決した結果のビジョン(ありたい姿)
私たちは、日本社会の「つながり」が労働と紐づきやすいことを前提に、すべての若者の「働く」と「働き続ける」を実現することで、社会との接点を持ち、自立的な生活ができるようになることを目指しています。
ビジョンを実現させるための今後1~2年の短期目標
少子高齢化で若者の希少的価値は高まっています。これを背景に規模の大小を問わず、社会から孤立した若者の戦力化を期待した企業からのお問い合わせをいただく一方、人材育成には無関心であることがほとんどです。インターンシップなどの機会提供をはじめとした、若者を一緒に育てることに賛同してくださる方を増やし、若者と社会をつなぐことを社会全体で推し進められるように地域に働きかけていきたいと考えています。
ビジョンを実現させるための今後3~10年の中長期目標
孤立状態から抜け出せないことを自己責任的に捉えている方や、支援対象である30代・40代の成人の方で、他人の力を借りることを恥ずかしいと思っている方は少なくありません。どんな人であっても、ちょっとしたボタンの掛け違いで苦しい状況に陥ることを社会の共通理解として広め、支援を受けることが決して恥ずかしいことではないと思ってもらえるような社会的なインフラとしての地位を上げていきたいと考えています。
協働・連携実績
日本マイクロソフト株式会社、新生銀行グループ、株式会社リクルートホールディングス、合同会社西友、株式会社デジタルハーツ、ByteDance株式会社、ディースタンダード株式会社、その他上場企業・中小企業多数
協働・連携を希望する方へのメッセージ
協力してくださる企業の多くの方も「ひきこもり・ニートの若者」がほんとに戦力になるのかと疑心暗鬼から始まりました。しかし、一連のプログラムを終えると「普通の若者ですね」とおっしゃいます。たまたまレールを外れた、どこにでもいる若者を勝手に警戒しているのです。
私たちは彼らに「働きたい」と自信を持たせることはできても、実際の「働く」を提供できません。みなさまにしかできない力をお貸しください。

希望する協働・連携形式

寄付支援
ボランティア・プロボノ
協働による事業実施・新事業立ち上げ

ページの先頭へ