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NPO法人高卒支援会

私たちは2017年から約4年間にわたってアウトリーチ支援を行っていて、累計38件の家庭に訪問してきました。2017年の成功率は68%でしたが、2018年は加えて累計293件の相談も承っています。また、引きこもり状態から脱した生徒の進路として、通信制サポート校を運営して高卒資格の獲得の手助けを行っています。付随してフリースクールも運営しており、小・中学生や高校等に所属していない不登校・引きこもりの生徒にも対応可能な環境を整えています。

理事長名
竹村聡志
法人所在地
〒160-0023 東京都新宿区西新宿7-18-13 ハイム大成ビル305
職員数
11名~30名
法人設立年
2014
  • 子どもの健全な育成
  • 青少年に向けた教育活動
NPO法人高卒支援会 イメージ
解決しようとしている社会課題
私たちは、不登校・引きこもりから生じる社会への不参加という問題を解決しようとしています。現在東京都には約23万人の不登校児童が存在し、その多くが引きこもり状態に陥っています。一度不登校・引きこもり状態に陥ってしまうと、社会復帰に時間がかかる場合も多く、また長期化すればするほど将来的な選択肢を狭めてしまうことになってしまいます。この問題の更に深刻なものとして、8050問題という問題があります。これは80代の親が50代の引きこもり状態にある子供を養っている問題のことを指しており、このような中年の引きこもりの人数は年々増加傾向で全国に61万人存在するとされています。こういった状態になってしまうと社会復帰のハードルが非常に高く、こういった状態になる前に対応しなければなりません。こうした背景から私たちは20代までの不登校、引きこもり状態の児童を対象に支援活動を行ってます。
社会課題を解決した結果のビジョン(ありたい姿)
全ての子供達が、主体性を持って社会に参加する大人に成長できる未来。
ビジョンを実現させるための今後1~2年の短期目標
私たちは、アウトリーチ支援の認知・普及が必要であると考えています。このアウトリーチ支援とは、引きこもり状態に陥っている生徒の自宅に訪問することで、信頼関係を築き、それを以って自発的に部屋から出ることを促す支援のことです。現在主流な支援方法である、部屋から出てくるのを静観する支援方法では、将来の選択肢を狭め、社会に参加する機会の多くを喪失してしまいます。
ビジョンを実現させるための今後3~10年の中長期目標
アウトリーチ支援の普及に伴い、日本全国の不登校・引きこもり児童に支援が届く体制が整えられるべきであると考えています。これには不登校・引きこもり児童の親御さんがアウトリーチ支援について認知すること、身近な教育支援センター等の団体がアウトリーチ支援を実施できる状態にあることの2点を達成する必要があります。
協働・連携実績
現在私たちは日中LECさんのビルの一室を無償で貸していただいており、生徒が学習する教室として利用しています。また、養老乃瀧さんにも店舗の一部を貸していただいており、そこで卒業式等のイベントや講演会等を行っています。また秋葉原のeXefieldさんにも日中特別料金で利用させていただいており、eスポーツ部の活動を行っています。
協働・連携を希望する方へのメッセージ
現在NPO法人高卒支援会には、約30名の生徒が所属しています。様々な学年や年齢の生徒達への居場所の確保はできていますが、もう一歩進んだ学習支援については未だに不十分な側面があります。そのため夕方ごろの時間帯に、学習のために使える教室を必要としています。不登校・引きこもりの社会復帰のため、ご支援よろしくお願いします。

希望する協働・連携形式

寄付支援
ボランティア・プロボノ
協働による事業実施・新事業立ち上げ

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