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- 授業料だけではない、高校・大学の教育費について解説
お役立ちコラム

1留学スタイルごとの留学期間は?
留学期間は、語学留学なら1週間から可能で、高校の姉妹校への交換留学は数週間の場合もありますが、一般的に高校や大学への本格的な留学なら半年から1年以上になります。留学前の英語力や目標到達度によってかかる時間、現地でできることなども変わります。留学の目的や目標に合わせて、計画を立てましょう。
「留学スタイル別」留学期間

語学留学では、現地の語学学校に通いながら、実際に生活の中で英語を使い、実践的な語学力を養えます。レベル別に分けられたベーシックなコースのほか、ビジネスコミュニケーション、試験対策などのコースがあるため、自分の語学レベルや目的に合ったクラスで学ぶことができます。クラスにはさまざまな国や地域からやってくる語学学習者が揃うため、語学を通じて国際的な交流を広げられるのも魅力です。
(※)「国の教育ローン」をご利用いただく場合は、修業年限が3ヵ月以上の教育施設に入学・在学する必要があります。ただし、ご融資の対象とならない学校、学籍などがあります。
交換留学では、日本の高校・大学に籍を残しながら協定を結んでいる海外の学校へ留学することができます。期間は、1年間(授業期間は10ヵ月程度)が一般的で、半年程度の場合もあります。在籍する日本の学校へ学費を支払えば、留学先の授業料は基本的に不要です。また留学中に取得した単位は、日本の学校の単位に組み込めるため、卒業が遅れる心配もありません。
異文化体験を主目的にした1学期~1年までの高校留学や、語学力があれば現地学生とともに科目を履修し単位取得ができる1学期~1年間の大学留学があります。留学費用は基本的に全額自己負担になります。
現地の生徒と一緒に海外の高校で学ぶのが高校留学。語学力だけではなく、適応力やコミュニケーション力を伸ばしながら国際感覚を身につけることができます。現地で豊かな経験や価値観を得ることで、高校卒業後の進路の幅を広げることができるでしょう。
海外の大学は基本的には書類選考です。期限までに必要な書類をそろえ、出願。語学力が条件に足りていない場合でも条件付きの合格通知を出す大学があります。アメリカやカナダは9月入学が一般的ですが、入学時期が年間で複数回設定されているケースもあります。現地の学生や世界各国からの留学生と共に学ぶことで、語学力はもちろん、コミュニケーション能力やグローバルな視野を身につけられるなど、さまざまなメリットがあります。
海外のスクールで音楽、バレエ、ダンス、アート、ファッションなどを学ぶのが芸術留学。音楽ならジュリアード音楽院(ニューヨーク)、ウィーン国立音楽大学(オーストリア)、バレエならロイヤルバレエスクール(ロンドン)、アートならパーソンズ美術大学(ニューヨーク)、ファッションならアントワープ王立芸術アカデミー(ベルギー)など世界から学生が集まる名門校が人気です。大学のほか、専門学校で学ぶ選択肢もあります。スキルを身につけられるほか、国際的なネットワークづくりも可能です。
2国ごとの特徴は?
国によって、学校で取り入れている教育システムはさまざまです。例えば、アメリカの大学は日本と同様に学士課程は4年間ですが、イギリスでは3年間であるなど、基本的な情報を整理するだけでも行き先の候補は絞られます。国ごとの高校・大学の教育システム、学べる内容などを知って、留学先を検討しましょう。
国別主要留学先ガイド

世界の教育と研究をリードするアメリカ。語学学校から、高校、2年制大学、4年制大学、大学院まで選択肢の幅が広く、学生のニーズに合わせた教育を提供しています。世界各国から留学生が集まるため、留学生に対するサポート体制も整っています。2年制大学から4年制大学に編入できるなど、柔軟な教育システムもアメリカ留学の特徴です。
どんな留学目的でも、良質でリーズナブルに叶えられるのがカナダです。大学間のレベル差は少なく、教育水準も高いカナダは、国の安全性と清潔さも世界トップレベル。高校留学の受け入れも盛んです。公用語が英語とフランス語なので、ふたつの言語を学ぶこともできます。学生ビザを保持している場合は、一定の条件を満たすことで就労も可能です。
歴史と伝統を重んじる一方で、アート・音楽・ファッションなどの文化的な分野でも世界をリードしているイギリス。あらゆる分野の教育・研究水準が高く、理想的な学ぶ環境が整っています。イギリスの大学は、ファウンデーションコースと言われる1年間の準備コースを修了してから入学するのが一般的で、学士課程の期間は3年間です。もちろん高校留学の受け入れ先としても人気です。他の英語圏と比べると物価の高いイメージがあるイギリスですが、留学の目的や滞在する都市によっては費用を抑えることができます。
豊かな自然と近代的な都市が融合し、安全で過ごしやすいオーストラリア。世界的にもめずらしい、ESOS(イーソス)と呼ばれる留学生の権利を守る国家法を制定しています。大学のほとんどが公立の学校で、質の高い教育を受けられます。大学のほかにもTAFE(テイフ)と呼ばれる公立の職業訓練専門学校に通う選択肢もあります。各州の教育省が留学生の受入れに積極的で、高校留学でも人気の国です。
穏やかな気候と美しい自然に囲まれ、のんびり生活できることで人気のニュージーランド。学費と滞在費が比較的安めなこともあり、暮らしやすいのが特徴です。すべての大学が国立で、世界的にも高い教育水準が保たれています。また、大学のほかにもTe Pūkenga(テプケンガ)と呼ばれる国立工科大学のネットワークがあり、ここで提供される職業専門課程はキャリアに関連した知識と実践的なスキルを身につけられます。
グローバル化が加速する社会に通用する人材育成の場として、注目されるのがアジアの国々。特にシンガポールは、公用語が英語な上、レベルの高い教育が大学ランキングでも注目されています。海外大学の授業料高騰の中で人気を高めているマレーシアは海外の名門大学がキャンパスを構えたり、提携する2年制大学で海外大学の学位が取得できるなど質もレベルも上げています。フィリピンや韓国、台湾などで語学学校に通う人も増えています。
3留学予算の目安は?
「出発前にかかる費用」と「留学先でかかる費用」があり、これらを合計したものが留学の総費用となります。授業料のほか現地の滞在費、食費、教材費、レジャー代、保険代、ビザ代、渡航費など、かかる費用はさまざまです。留学のスタイルや留学先、滞在先などによって留学費用は異なります。ここでは、留学スタイル別に留学予算のイメージをご紹介します。
主な留学費用内訳

「留学スタイル別」予算一覧

各費用の中で大きな割合を占めるのは、授業料と滞在費。そのため、選ぶ学校や滞在スタイル次第で、留学総費用に大きな差が出ることも。留学期間によっても変化し、短期間の留学では航空運賃の占める割合が高くなり、長期間の留学だと授業料や滞在費、食費などの現地でかかる費用が大部分を占めることになります。
日本で在学する学校の協定校に留学する交換留学では、日本の学校に授業料を納めれば、海外の学校の授業料は免除となります。現地での生活費や渡航費などの負担のみで留学できます。
カナダ、オーストラリア、ニュージーランドでは公立校への留学が人気です。アメリカ、イギリスではほとんどのケースで私立校を選ぶことになるので、費用が割高になるでしょう。私立校の中には、年間700万円以上必要となる学校もあります。
公立か私立か、2年制か4年制かによって授業料は大幅に変わります。また、文系よりも理系の方が、一般的に授業料が高く、医学部・法学部は特に高額に。奨学金の種類が豊富なのも、大学の特徴です。
公立大学、私立大学、専門学校など、留学先によって予算は大きく異なります。また、音楽、バレエ、アートなど、学ぶジャンルによっても授業料が異なるので、事前に調べる必要があります。音楽やアートは一般的な大学よりも授業料が高めの傾向です。授業料以外にかかる費用も考えておきましょう。
4留学までの主な流れは?
留学に向けた準備は、出発の半年〜1年前には始めるのがいいでしょう。予算を踏まえて留学先、留学期間などを決めたら、出願手続きやビザ申請にとりかかる必要があります。出願条件に語学力テストのスコアなどが課されるケースもありますので、条件の確認はお忘れなく。留学方法や留学先の国、学校などによって手続きにかかる時間もさまざまですので、余裕を持って早めの準備を心がけましょう。
留学までのステップ

自分が目指す留学スタイルに合わせて、留学先を選びましょう。行きたい留学先が決まったら、予算や出願に必要な条件を調べます。最初は留学手配会社に相談するのもいいでしょう。
留学先の授業料、留学スタイル、留学期間などから必要な留学資金を割り出します。資金が足りない場合は、奨学金や教育ローンなどを利用する方法もあります。ただし、申請時期や資金を受け取るまでにかかる期間などは、申請先によって異なりますので気を付けましょう。
留学先の出願条件をクリアできる語学力テストのスコアを確保しましょう。英語の場合TOEFL、IELTSなどが、海外留学の語学力証明として広く使われています。出願条件をクリアするまで何度でも受験可能です。
留学先の高校・大学に出願書類を提出します。語学留学の場合も必要な申請があります。所属する日本の高校・大学に手伝ってもらいながら出願しましょう。
長期留学の場合、学生ビザが求められます。必要な書類を用意して、留学先の学校がある国の大使館に申請します。ビザの発給は通常1~4週間ほどかかります。混雑時は、発給が遅くなったり、面接の予約がなかなか取れなかったりする場合もあるため、できるだけ早めに申請をしておきましょう。
留学先での生活を想定して、準備をしましょう。教材やパソコン機器類、衣類のほか、渡航のための航空券の手配も必要です。また、留学期間中の保険も事前に加入する必要があります。