業務の概要・特徴

農林水産事業は、農林漁業や食品産業の皆さまへの融資をはじめとするさまざまな支援事業を通じて、国内農林水産業の体質強化や安全で良質な食料の安定供給に貢献しています。

融資の状況と業務の特徴

農林漁業の「天候などの影響を受けやすく収益が不安定」、「投資回収に長期間を要する」といった特性を踏まえ、食料の安定供給の確保又は農林水産業の持続的かつ健全な発展に資する長期の資金を供給しています。

融資実績の推移 令和2年度 7,058億円 令和3年度 5,007億円 令和4年度 5,579億円 令和5年度 4,692億円 令和6年度 3,998億円
融資実績の内訳 (令和6年度) 金額3,998億円 農業 3,122億円 78.1%(うちスーパーL資金 2,365億円 59.2% その他資金 756億円 18.9%) 林業 138億円 3.5% 漁業 186億円 4.7% 加工流通 551億円 13.8%

返済期間別の融資状況 (令和6年度) 5年以下28.1% 5年~10年14.5% 10年~15年25.0% 15年~20年14.6% 20年~25年17.0% 25年~30年0.1% 30年超0.7% 平均期間:12.5年

セーフティネット機能の発揮

地震、台風、津波などの自然災害や家畜伝染病、原油価格・物価高騰などの影響により、一時的に経営が悪化した農林漁業者の皆さまに長期運転資金をはじめとする融資を通じた機動的な支援を行い、セーフティネット機能を発揮しています。

持続的な経営発展に向けた支援

自然災害の発生や国内外の社会経済情勢の変化などに伴い、お客さまの経営課題もより高度化かつ多様化する中で、農林水産事業では、お客さまの現状と課題を把握・共有し、伴走型で課題解決を支援する取組みを推進しています。

経営ステージに応じたお客さまの課題解決を支援

創業時の就農支援、成長期の拡大(成長)支援、成熟期のさらなる発展への支援など、経営ステージに応じたお客さまの課題解決を支援しています。

財務分析による現状と課題の共有

お客さまにご提供いただいた決算情報をもとに財務状況を分析し、農林水産事業の持つ同業他社の経営指標と比較することで、お客さまの強みや経営課題を見える化し、お客さまと共有しています。

農林漁業分野における民間金融機関連携の推進

協調融資や委託貸付といった民間金融機関との連携融資を推進するとともに、業界動向や農業信用リスク評価などに関する情報サービス(ACRISアクリス)の提供及び出資・証券化支援業務を通じて、民間金融機関が積極的に農林漁業分野の出融資に参入できるよう環境を整備しています。

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