先輩創業者の創業事例 若者創業事例 WBEマーケティング 株式会社トライハッチ[東京都杉並区]代表取締役 武藤 尭之さん 先輩創業者の創業事例 若者創業事例 WBEマーケティング 株式会社トライハッチ[東京都杉並区]代表取締役 武藤 尭之さん

WEB業界も、コミュニケーションが大事。
お客様に満足してもらって初めて達成感が得られる。

創業に悩んだとき、背中を押してくれた人がいた。
ひとりで前に進むのが困難になったとき、元同僚が力を貸してくれた。
25歳にして会社を立ち上げた若き起業家は、「WEB業界も人間くさいところ。個の力を高めつつ、人とのコミュニケーションはいつまでも大事にしていきたい」と語る。

25歳という若さでの創業。

高校時代は、多くのプロサッカー選手を輩出している久留米高校でゴールキーパーをしていました。
サッカー推薦でスポーツ系大学に入学したのですが、1年目にサッカーを断念せざるを得なくなりました。3年生になり、就職活動を始めたのですが、それまではIT業界とは無縁でしたね。初めてIT業界のことを知ったのはとある会社の説明会です。『SEO※1対策』という検索順位に関わる技術があることを知り、普通に生活していると知らない世界があるんだ・・・と興味を持ち、WEB系のベンチャー企業を片っ端から受けました。そして、大学3年生の2月に前職のWEBマーケティング会社に内定をもらいました。その後、内定者同士の懇親会で話をする機会があったのですが、WEB系の知識が豊富で、学生時代にすでに起業している人もいたので、このまま入社すると出遅れてしまうなぁ・・・と思い、入社前からインターンとして働くことにしました。
ただ、思っていたような華やかさはまったくありませんでしたね(笑)。実際同期の半分くらいが1年以内に辞めてしまいました。
とはいえ営業職は花形でしたし、僕は別の業界に行っても営業ってそういうものだろうと思っていたので、続けられました。入社4年目にしてSEO事業部の部長を任され、勢いのある事業部に発展させることもできました。

仕事が充実していたにもかかわらず、
創業を考えたきっかけ

WEB業界というのは、営業、制作、運用と、良い意味でも悪い意味でも分業制になっているのですが、営業マンというのは、お客様に良いことを言ったとしても、それが成果につながらず、クレームに発展するケースなども見てきました。僕は、今のやり方はお客さんに対して真摯ではない。成果が約束できない無形商材だからこそ、提案に行った人が最後までちゃんと面倒をみないといけないんじゃないか、と思っていました。業界の常識を変えて、営業というよりはコンサルティングというアプローチにして、お客様が成果を出すところまできっちりサポートしたい・・・との想いを持つようになりました。ただ、部長という立場になり、トップダウンで降りてくるいろいろな業務に拘束されがちで、その想いを勤務先で体現する難しさを感じていたとき、当時の取引先から出資の話をいただきました。これは大きな後押しになりました。こんなチャンスは二度とないだろうと思いましたね。


公庫を利用したきっかけ

WEBマーケティングの世界は、若くして創業する人がたくさんいます。実際に前職でよく面倒をみてくれた先輩も28歳で創業しており、その先輩のアドバイスもあり、多くの人が公庫の扉を叩いていることを知りました。その矢先、日本公庫のイベント(女性・若者向け創業相談ウィーク)が始まったのを知って、出資だけでは十分な運転資金を確保できないこともあり、迷うことなく足を運んだわけです。

最初の数か月間は実績がないためコンペに勝ち残れず、何度も悔しい思いをしたものです。あと一歩、というのが4~5件続いたときは自分の給料もゼロですし、ネガティブな思考になりそうでしたが、「動かないと何も始まらない」と自問自答の日々でした。ある日、妻が「昔は『こうなるから』という言い方だったのに、最近『こうかもしれない』っていう言い方が多いよ」と指摘してくれて、はっとしましたね。

また、ひとりで創業したので、営業から制作、経理まですべてひとりでこなさねばならず、時間が足りなくて本当に大変でした。現在は前職で部下だった優秀な人材が入社してくれたので、経営者としての業務により集中することができるようになりました。今では創業当初から目指していた"ワンストップコンサルティング"が実現し、顧客の信頼も得られていると自負しています。

現在の事業内容と今後の展開

現在はSEO対策のほか、MEO※2対策、風評被害対策、WEB制作や広告など幅広く扱っています。創業当初は5社程度の取引でしたが、大手企業を含め80社ほどと取引をさせていただいています。特に、MEO対策については、当社が業界の第一人者と自負しています。

これからはもっと当社の認知を向上させ、「WEBマーケティングならトライハッチに任せておけば大丈夫だよ」と言われる存在になりたいですね。業界的に4~5期目に大きく成長するケースが多いので、5期目で売上5億にもっていくことを考えています。
ただ、売上だけ見てしまうと、お客様に認めてもらえません。結局、クライアントが成果を出さなければ成功したとは言えませんから。WEB系の会社ではありますが、やっぱり人とのつながりや信頼関係が重要なんです。とくに当社の場合、お客様に求められて作った会社でもあるので、お客様の挑戦をサポートし、新しい価値や売上・利益を作り出すことで社会に貢献したいと思っています。そこまでできて初めて、達成感を得られるのです。

※1 SEOとは、「Search Engine Optimization(検索エンジン最適化)」の略。検索結果でWebサイトがより多く露出されるために行う一連の取り組みのことを"SEO対策"と呼ぶ。
※2 MEO対策とは、「Map Engine Optimization(地図エンジン最適化)」の略。自社のサービスをGoogle MapなどWeb上のマップ上で上位表示させるための施策のこと。

創業を目指す人へのメッセージ

とにかく他人と違う経験をしていることが強みに

学生時代からインターンはやっておいたほうが絶対にいいと思います。就職というのは、新卒で入社したら横一列に並んで「よーいドン!」というイメージがあると思いますが、実はスタートラインはさまざまで、入社前の経験値で大きく変わってきます。
とくにWEB業界は感度の高い人、成長意欲の高い人、好奇心の強い人が多く、キャッチアップが早いため、みんな学生時代に何かしらやってきた人達ばかりです。学生時代の2~3年の経験の差は大きいものです。インターンでなくても留学でもいいし、スポーツに打ち込むのでもいい。とにかく他人と違う経験をしていることが強みになります。
また、何か秀でた才能があっても、それを発信できる能力やコミュニケーション能力がないと、社会人として通用しません。学生時代に何かしらの方法でコミュニケーション能力も磨いておいたほうがいいでしょうね。

武藤 堯之さん写真 武藤 尭行さん むとう たかゆき

前職で培ったノウハウを活かし25歳で株式会社トライハッチを立ち上げ。SEO対策のほか、MEO対策、風評被害対策、WEB広告など幅広く扱っている。営業から制作、運用までを一貫して行う"ワンストップコンサルティング"が最大の強み。

Campany info

株式会社 トライハッチ
所在地:東京都杉並区
創業年月:2018年1月
事業内容:WEBマーケティング
URL:https://tryhatch.co.jp/

ページの先頭へ