ビジグラ交流会

2019年度

令和元年8月8日(木) 
(日本政策金融公庫本店ビル)

01

オープニング/アイスブレイク

いよいよプログラムスタート!!
今回の交流会では、第5回グランプリ受賞メンバーの余田大輝さんと第6回審査員特別賞受賞者の涌嶋茜さんが司会を務めました。
アイスブレイクとして、「令和になって嬉しかったこと」「今ある技術を活用して、日常をより良くするアイデアを考える」というテーマで、チーム内で話し合いました。
最初は少し緊張ぎみの参加者たちでしたが、アイスブレイクを通じてすっかり打ち解けた様子です!

02

昼食兼懇親会

昼食兼懇親会は、司会者の涌嶋さんの元気な乾杯の挨拶でスタート!
オシャレで美味しい食事を楽しみながら、世代や地域をこえて懇親を深めることができました♪
懇親会中盤に設けられたPRタイムでは、4名のOB・OGが自分の事業内容や活動について、みんなにPR!
参加者は興味深々の様子で、耳を傾けていました。

03

ワークショップ

ワークショップでは、特定非営利活動法人Startup Weekendの中本卓利氏を講師に招いてビジネスのスタートアップを体験しました。
チームに分かれて、「身の回りの不満や不安」を解消するためのアイデア出しを行い、最後に各チームで考えたアイデアについて発表し、他チームのフィードバックからその価値を検証しました。

04

振り返り

今日気づいたこと 得たことを個人とチームで振り返り話し合いました。
最後に、各チームの代表者がワークショップを通じて学んだこと、明日から取り組みたいことを発表!
今日一日のプログラムを通じて、多くの学びや気づきがあったようです!

参加者の声

Participant's voice

熊谷里穂さん(高校2年生)

高校生ビジネスプラン・グランプリ参加のきっかけ

ビジネスプランに関するアイデアはたくさん持っていたのですが、今の私にはそのアイデアを実現できる力がないことが悩みでした。そこで友人や担任の先生に相談したところ、高校生ビジネスプラン・グランプリへの参加を勧められたんです。ビジネスを生み出すためのプロセスを学んだり、他の人のアイデアを聞くことで、自身のアイデアを実現するキッカケになるかも、という期待から参加しました。

OB・OG交流会に参加した感想

私はとにかく人と話すのが大好きなので、普段会うことが難しい様々な人とお話しできて嬉しかったです。特に私と同じようにビジネスプランを考えている方のお話やアドバイスは、とても参考になりました!

杉本 涼さん(大学2年生)

高校生ビジネスプラン・グランプリ参加を機に、起業を目指して管理会計を勉強中

日ごろは年下の高校生たちと関わることが少ないので、OB・OG交流会はとても新鮮で楽しかったです。特に、ワークショップで「痛み(身の回りの不便や不満)からビジネスが始まる」という観点が明確に言語化されたことは、新たな発見でした。
高校生ビジネスプラン・グランプリは、仲間と協力してビジネスプランをつくるというプロセスがすごく面白かったです。ビジネスプランづくりを通して「将来は起業したい」と考えるようになり、経営者として必要な技能を身に付けようと、現在は大学で管理会計を勉強しています。
高校生ビジネスプラン・グランプリは、高校生たちがアイデアを出すだけではなく、収支計算にまで取り組むのが特徴だと思います。出張授業では、高校の授業では勉強することのない減価償却などの知識や概念を分かりやすく説明してもらったおかげで、大学の研究にもスムーズに入っていけました。絶対に優勝するつもりで頑張ったプレゼンの練習も、大学での研究発表に役立っています。
僕の場合、学校が高校生ビジネスプラン・グランプリの参加を決めていたので、最初はそれほど積極的ではありませんでした。ところが、取り組んでいるうちにどんどん楽しくなり、学びも多くなり、自分の人生に影響を与えるまでになりました。高校生の皆さん、何ごともやってみなければ分かりません。「きっと楽しい」と信じて、ぜひ高校生ビジネスプラン・グランプリに挑戦してもらいたいと思います。

山口 真由さん(高校3年生)

OB・OG交流会での出会いが、事業立ち上げのきっかけに

OB・OG交流会は昨年に続き2度目の参加で、すごく楽しみにしていました。スタートアップについて学べる機会なんてめったにないし、同じように考えている子たちと出会えるのが嬉しいです。
高校生ビジネスプラン・グランプリは、第5回から2年連続で参加しました。ビジネスプランづくりにすごく時間がかかりましたが、その分、深くビジネスに向き合うことができました。また、その後に開催されるOB・OG交流会で色々な人と知り合えるのも、他にはない大きなポイントです。私は去年の交流会でお話しする機会があったOBの小川嶺さん(株式会社タイミー代表取締役社長)からすごく影響を受けて、自分が行動するきっかけになりました。現在は高校3年生ですが、新たな事業の立ち上げに向けて準備をしているところです。
私はもともと起業に興味がありましたが、高校生ビジネスプラン・グランプリは参加者全員が起業を目指しているわけではないし、ビジネスプランがすべて起業につながるわけでもありません。でも、学校の授業以外の勉強で知識を深めることができるのは間違いないです。挑戦する意味は大いにあると思います。私も最初は、プレゼン等は得意ではなかったのですが、高校生ビジネスプラン・グランプリに参加し経験を積むことで、何事にも自分からチャレンジできるようになったと感じています。

栄北高等学校(埼玉)佐藤 慎也教諭

高校生ビジネスプラン・グランプリの魅力について

高校生ビジネスプラン・グランプリは、「グループワークで社会問題を解決する手だてを考える」貴重な取り組みだと考えています。生徒たちの社会に対する目が見開かれ、グループワークでの学習の進め方がうまくなる。そして、プレゼンテーションも大きな要素です。取り組み以前と比べると、格段に違います。当校は大人しくて引っ込み思案な生徒が多いと思っていたので、それらのスキルを身に付けさせるにはどうすればいいのかと思案していたのですが、高校生ビジネスプラン・グランプリへの参加は確実にプラスになっています。

その「プラスの成果」の具体例は?

従来型の一斉授業では、生徒の主体性とか個性がなかなか見えにくいんです。多くの場合、ペーパーテストの結果で評価されてしまう。極論ですが、「テストの点が悪い生徒は、成績不振の生徒」ということになりかねません。しかし、ビジネスプランづくりのような主体的な学びの場では、一斉授業で埋もれていた生徒の個性や長所が見えてくるんです。「この生徒はテストの点数は標準的だけど、意外にリーダーシップがあるんだ」とか、「発想力がすごい」「プレゼンが上手だな」とか。生徒自身も「自分にはこんな長所があったんだ」「自分だって捨てたもんじゃない」と自信をつけ、その後の進学や就職において大きな転機となった例があります。

高校生ビジネスプラン・グランプリへの参加を検討している教員の方々へのメッセージ

今、日本では大きな教育改革が進められています。高校教育・大学入試・大学教育を三位一体で変えるというもので、キーワードは、「アクティブラーニング、主体性を強める、アントレプレナーシップ教育」など。です。私が思うに、これらの要素はすべて高校生ビジネスプラン・グランプリに含まれている。つまり、教育改革の流れのベクトルは、高校生ビジネスプラン・グランプリのベクトルと同じなのです。教育改革の方向づけを確認する意味でも、まずは先生方も、生徒と一緒に手探りで始め、楽しみながら取り組んでいただきたいと思います。

※再生まで10秒程度かかる場合がございます。

CONTACT

日本政策金融公庫
「高校生ビジネスプラン・グランプリ」
運営事務局

03-3270-1385

受付時間 平日9:00〜17:00