農林水産事業

尊敬する先輩・上司

支店全体のフォローのもと一人で融資を担当し、成長スピードの早さとやりがいを感じています。

Chapter
01

人を育てる企業風土と制度

若手職員を育てる企業風土や制度を教えてください。

井上
本店で新人職員研修を受けた後は支店配属となり、OJTで先輩職員の指導のもと、100件近くのお客さまを担当しています。私の場合は指導担当が神笠さんなので、何かと相談にのっていただいています。
神笠
甲府支店は、若手であっても、借入相談から融資後のフォローまで、配属後まもなく一連の業務に主担当として携わってもらいます。井上さんは4年目の先輩職員の後を引き継いだので、最初のうちは大変だったけど、長期的に見れば、成長のスピードが早く、メリットの方が大きいんじゃないかな。
井上
配属されて最初に担当したのは、経営不振のお客さまで、フォローの仕方など全くわかりませんでした。ですが、困ったことがあっても、聞けばすぐに教えてもらえたので、一人で悩んだことはありません。支店はアットホームな雰囲気なので、上司や周囲の先輩にも気軽に相談できる環境です。
神笠
若手職員を指導する場合には、この人は打たれ強いのか弱いのかなど、一人ひとりの特性や得手不得手を見て、真剣に向き合うように心がけています。井上さんの場合、最近、だいぶ打たれ強いということがわかってきました。大阪出身なのに、ボケを全然しないでずっと生きてきた男ですからね(笑)。
Chapter
02

先輩・上司から学んできたこと

印象に残るエピソードがあればお話しください。

井上
昨年、かなり経営状態の悪いお客さまがいて、日本公庫が融資した資金を日本公庫の別の資金で借り換えるという案件が印象に残っています。借換資金の融資まで長期にわたる支援でしたし、最終的には融資期間を長くすることで、月々の返済額を減額し、事業が継続できるようになったため、少しはお客さまの役に立てたのかなと思っています。
神笠
制度上複雑な資金で、行政と調整したり、レベルの高い審査を求められる案件でした。この案件では、指示する前に審査事項や行政との調整事項の整理を概ね終わらせていたり、お客さまに対して、経営改善に向けた細かい事項の確認が必要な時に、自分から進んで連絡できるようになっていました。丁寧なフォローが必要だと思っていたのに、一段飛ばしで成長したように感じましたね。

先輩や上司から学んだこと、尊敬しているところなどがあれば、教えてください。

井上
神笠さんのお客さまファースト、お客さまに寄り添う姿勢を尊敬しています。甲府支店では毎年「お客さま交流会」というイベントを開催しています。その時、神笠さんが担当しているお客さまと話をする機会があったのですが、「経営相談に対して、一緒になって熱く考えてくれるだけでなく、相談に対していつもスピーディに対応してくれて、助かっている」という話を伺い、その仕事ぶりに感銘を受けました。
Chapter
03

自分なりのスタイルを持つ

今後取り組んでみたいこと、挑戦してみたいことはありますか。

井上
甲府支店では農業・食品加工業に関する業務が中心なので、今後は林業・水産業の融資に関する業務も担当してみたいと思っています。また、農業経営者の経営相談に対しても、適切に対応できるよう、入庫5年目までに、神笠さんが持っている「上級農業経営アドバイザー」の一つ下の資格、「農業経営アドバイザー」を取得したいと思っています。
神笠
それは良い目標だね。私が「上級農業経営アドバイザー」の資格を取得したのも、これまで他の支店で先輩職員にすごくお世話になって、憧れていた先輩職員に少しでも近づきたいな、肩を並べたいなと思ったからなんだ。

最後に井上さんに期待していること、アドバイスなどがあればお願いします。

神笠
「謙虚さ」「素直さ」「積極性」を大切にして欲しいですね。若手職員は業務知識や経験は不足しがちですので、そこは謙虚に、先輩職員や上司のアドバイスに素直に耳を傾けてもらいたいと思います。ただし、若手職員には業務知識や経験が少ない分、ベテラン職員にはない感性があるので、組織全体に対して疑問に感じることや業務の改善点など積極的な意見だしをお願いしたいな。
井上
今は恵まれているので、特に言うべきことが見当たらないんですよね。
神笠
井上さんは爽やかで、ガツガツ意見を言うタイプじゃないからね。それから、お客さまとのトークでも知識でも、自分だけの強みを磨いて、苦手なところを減らしていって欲しいな。あと、男前を活かすというのもあるかもしれないね(笑)。それにプラス、持ち前のフットワークの軽さを活かして活躍してくれたら嬉しいですね。