- 皆さんとお会いするのは初めてで少し緊張していますが、本日はよろしくお願いします。
- こちらこそ、よろしくお願いします。
- 地方で働く魅力やそれぞれの地域ならではの働きがいなどを、各地で働く職員が紹介する座談会と聞いています。土屋さんは異動の経験をお持ちですが、さまざまな地域で働くことをどう感じていますか。
- 私は現所属の四日市支店が2支店目になります。異動して思うことは、地域ごとに主要な産業が異なり、その土地ならではの特色があるということです。そこに、日本公庫ならではの仕事のおもしろさ、魅力を感じています。
- 私も同感です。最初に配属された大阪支店では、物流業や倉庫業、印刷業、ソフトウェア業など、都市型産業のお客さまが中心でしたが、現在所属している岡山支店では、大手自動車メーカーの工場や関連する部品メーカーなどの製造業のお客さまが多いです。
- 以前は大阪にいらっしゃったのですね。私も最初の配属は大阪の堺支店で、地場産業である刃物関連の企業などを担当していました。現在は鈴鹿市を担当しているのですが、鈴鹿市には有名なサーキット場があり、モータースポーツ関連のユニークな会社があります。また、四日市市の中心部では再開発が進んでいたり、菰野町には湯の山温泉を中心とする観光産業があったりと、同じ支店の担当地域内でも、お客さまの業種やニーズが多様です。そのため、自分自身の知見を広げることができています。
- 私は生まれも育ちも青森市で、現在は地元の青森支店に勤務しています。担当エリアは七戸町や六ヶ所村で、青森市内の支店から車で1時間半ほどのところにあります。青森県といえばリンゴをイメージされる方も多いかもしれませんが、私の担当エリアは、広大な平野を活用した酪農や特産品である長芋などの野菜生産が盛んな地域です。青森市出身でありながらこれまで縁のなかった地域を担当し、青森県の新たな一面を知ることができました。
- 青森県に酪農のイメージはなかったですね。今私が担当している倉敷市も、赴任前は、美観地区の観光業やジーンズに関連したアパレル産業のイメージを持っていたのですが、実際は機械関係の製造業のお客さまが多く、最初は驚いたことを記憶しています。近畿、広島の二大市場を商圏とし、四国や山陰、さらには海外にまで目を向けている企業も多いです。
- その地域を知れば知るほど新たな発見があり、仕事が面白くなっていきますね。四日市市では、行政が、駅前の再開発を市全体の活性化につなげようと積極的に取り組んでいます。日本公庫は、地域経済を支える小規模事業者や中小企業者、農林水産業者を支援する存在であり、寄せられている期待も大きく、仕事にやりがいを感じています。