業務の瞬間を追う

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    • Scene01 融資相談

      老人介護施設で勤務する経験を活かし、介護事業の創業を目指すAさんから、創業融資についてご相談を受けました。

    • Scene02 融資申込

      Aさんと支店でお会いし、創業計画の概要をお聞きしたうえで、創業者の方も利用できる「ソーシャルビジネス支援資金」を提案。申込書、創業計画書の記入方法をご説明し、審査に必要な書類をご案内しました。

    • Scene03 事前準備

      申込に必要な書類を受領後、融資審査のための面談の準備を行います。創業予定地を地図で確認し、インターネットで周辺の介護事業所数を調査。日本公庫総合研究所のデータで、介護事業の平均的な経営指標(売上高総利益率、従業員1名あたり人件費など)の確認も行います。

    • Scene04 ご面談

      Aさんと支店で面談。事業計画や資金計画などをお伺いします。創業審査では、創業者の経験や知識、自己資金を含めた準備状況のほか、創業に対する熱意も重要なポイントです。面談ではAさんから、「勤務時代の経験を活かし、子どものころから慣れ親しんだ地域に、介護事業で貢献をしたい」という熱い想いを伺うことができました。

    • Scene05 相談、協議

      審査を進めるなかで悩んだときは、同僚や上司に相談し助言をもらいます。自分では気づかなかった部分を指摘してもらい、追加で調査するべきことが明確になりました。

    • Scene06 実地調査

      創業予定地となるテナントを訪問します。利用者やご家族の方が足を運びやすい立地か、競合他社の状況などを確認します。実際に足を運んで自らの「目」で確認することも審査の重要なポイントです。

    • Scene07 りん議書の作成

      面談や実地調査で収集した情報を整理し、担当者としての意見をりん議書にまとめます。今回は、テナントへの入居保証金や送迎に必要な車両購入資金、内装工事費用など、Aさんが必要とする資金を満額融資する意見としました。

    • Scene08 支店内決裁

      りん議書を課長に提出します。調査が不足しているところがあれば、再調査を行います。最終的に事業統轄(支店長)の決裁が下りれば融資決定です。無事、お客さまのご希望どおり満額の融資が決定しました。

    • Scene09 融資決定連絡、契約締結、融資実行

      お客さまに、融資が決定したことを連絡し、契約手続きを案内します。お客さまの喜びの声と「ありがとう」の一言はとても嬉しく、やりがいを感じます。その後、必要な書類のやり取りなど契約の手続きを行い、融資を実行します。

    • Scene10 フォローアップ

      創業後、お客さまの事業所を訪問し、予定どおりの設備が導入されているのか確認します。いきいきと働かれている経営者にお目にかかれることは私自身の活力にもなります。お客さまから、税理士を紹介してほしいとのご要望をいただき、地区の税理士会にお取次ぎしました。創業後も定期的にフォローアップを行い、必要に応じて情報提供やアドバイスなどを実施しています。

    ※掲載内容および職員の所属は取材当時のものです。