学生時代に打ち込んだこと
大学時代は塾講師のアルバイトに打ち込みました。先生一人につき生徒二人を教える方式で、勉強が嫌いな小学生や受験を控えた中学生、進路に悩む高校生など、多くの生徒を担当しました。生徒と対等な立場で接することをモットーにしていたおかげか、部活の悩みや恋愛相談など、“何でも話せる身近な大人”としてさまざまなお悩み相談に乗ったことが思い出です。
就職活動時に、興味のあった業種・業界
生活の根幹に関わる仕事をしたいと考えていたため、業種を絞らず、食品・素材生産・鉄鋼・医療機器など多種多様な企業を受けました。同時に大学で品種改良に関する研究に取り組む中で、「農家に資金的余裕が無ければ新品種を生み出しても意味がないのではないか」と感じ、就職活動の途中から農業金融にも興味を持つようになりました。
日本公庫(農林水産事業)を選んだ理由
金融の知識が皆無だったため当初はお試し受験程度に思っていましたが、仕事の目的が明確、お客さまと二人三脚で歩む、日本公庫での仕事が地域経済の発展に繋がることを知り、第一志望へと変わりました。面接で会う先輩職員から仕事への誇りや相手の思いを汲み取りたいという意向が感じられたことも、大きな決め手となりました。
周囲からよくいわれる自分
前向きで物怖じしない性格だと言われることが多いです。自らの認識や学生時代の評価と大きな乖離はありませんが、職員同士で助け合う社風や若手のうちから責任ある仕事を任され、積極的に発言できる職場環境によって、自身の強みをより発揮できていると感じます。
休日の過ごし方
地元に新たなコンサートホールができたので、月に一度のペースで観劇に行き、非日常を味わっています。最近は何事も経験あるのみと思い、能やオペラなど、あまり興味のなかった演目にもチャレンジしています。また、スーパーに行くと見知った生産者の商品が売っていることも多いので、お酒を飲みつつ、県産食材を使って料理をすることもリフレッシュ方法の一つです。
就職活動中のみなさんへのアドバイス
まず志望業界を決めて就職活動を始めるという方が多いと思いますが、興味本位でさまざまな業界や企業を受けてみるのも良いと思います。いざ社会人になってみると、異なる業界や同業他社の情報を知る機会は今ほど多くはありません。就活生という立場だからこそ知れる情報も多いので、大変だとは思いますが、せっかくの機会を楽しんでいただきたいなと思います。
自分を成長させてくれた言葉
「日本公庫と一緒に経営の道筋をつける中で、経営者としての責任の重さを痛感した。経営転換のタイミングで相談して良かった」という言葉が印象に残っています。経営者の挑戦に対する良き伴走者となれるよう、今後もお客さまとの対話を大切にしていきたいと考えています。
将来の目標を教えてください
「多角的かつ中長期的な視点を持った職員」になりたいと考えています。日本公庫では融資にとどまらず、ビジネスマッチングや輸出支援、財務分析など、さまざまな経営課題の解決支援策があります。地域や農林水産業のことを良く知る日本公庫だからこそできる支援を行い、お客さまとともに挑戦・発展を続けていきたいと思います。