農業の「担い手」を支援するために新規就農者向けの融資の普及・推進に取り組む

現在の仕事内容

現在は農林水産省経営局金融調整課という部署に出向しています。金融調整課は日本公庫の業務運営や資金制度を所管する部署で、私は主に毎月の金利改定や資金メニューの改正などに関する業務を行っています。日本公庫は政策金融機関という立場上、資金の貸付条件は法令などに細かく規定されており、新たな資金の創設や要件を変更する場合には、その根拠となる法令などの改正が必要になります。また、この作業は農林水産省単独でできるものではなく(融資をするためには当然その原資となる「お金」が必要になりますので)、国のお金を管理している財務省と調整をしながら進めていくことになります。そして複数回協議を重ね、必要性や有効性が認められたものだけが、新たな資金(要件)として世に送り出されます。

やりがいを感じる時

自分が担当するお客さまの「経営改善を実感できた瞬間」に最も仕事のやりがいを感じます。担当するお客さまのなかには、経営悪化に悩むお客さまもいらっしゃいます。そのようなお客さまに対し、経営者ご本人や各分野の専門家と議論を重ね、経営の問題点を究明し、融資など金融面から課題解決に向けた支援をしていきます。その結果、お客さまの経営が改善し、そのことを実感できた瞬間、仕事をしていてよかったと思えます。現在は、お客さまと直接お会いする機会はありませんが、私が携わった資金が現場で活用されていることをイメージしながら日々励んでいます。

思い出に残るエピソード

入庫4年目のときに、ある農業法人の担当になりました。同社は数年前に大きな投資を行い、その後、市況悪化などの影響を受けて業績が低迷していました。代表者の方も今後の返済などについて非常に悩んでおり、相談を受けました。そこで、地元の専門家などとチームを組み、同社の経営改善に向けた議論を開始しました。2年かけて、関係者と協力し、経営改善を支援しました。私が異動する頃には業績も回復し、黒字転換していました。代表者の方にも「日本公庫と取引をしていて本当によかった。ありがとう」と声をかけていただけました。これにより、仕事に自信がつき、この仕事をしていてよかったと思えた瞬間でもあったので、今でも印象に残っています。

将来の夢

お客さまにプラスαを提供できる金融マンになることです。金融の本来的な機能は資金を融通することにあるので、お客さまの資金ニーズに的確にお応えしていくことが我々の一番の仕事です。しかし、昨今では、金融機関に対し、資金融通だけではなく、+αとして、専門知識に基づく経営のアドバイスや各業界の情報提供など、幅広い経営支援をすることが社会的に求められています。私はそのような+αをより多く提供し、お客さまに信頼される金融マンになりたいと思っています。


ある一日

6:30 起床
起床後、子供と少し遊び、一緒に朝食をとった後に、身支度し、出発
9:20 出社
9:30 メールチェック・スケジュール確認
朝一でメールのチェックをし、当日のスケジュール確認を行う
10:00 打合せ
グループ内での打合せ。現状の課題の進捗状況などを報告。今後に向けた指示を上司より受ける
10:30 資料作成
午後に予定されている他局との打合せに用いる資料を作成
12:00 昼休み
同僚と昼食をとる。昼食先の新規開拓を積極的に行い、昼休みの時間を同僚と満喫。午後の仕事に向けてリフレッシュ
13:00 議員レクチャーに同行(議員会館)
15:00 法令読込、各種事務作業
今後の業務上、関係してくる法令などを読み込み、事前の準備を行う。その後、ルーティン業務を行う
16:00 打合せ
他局と省内で打合せ。課題などの共有や今後のスケジュール調整を行う
17:00 各種事務作業
ルーティン業務を行う
19:00 退社
20:30 帰宅
子供と風呂に入って遊ぶ。子どもの就寝後に夕食。夕食後はビールなどで晩酌
23:00 就寝

Personal Message File

学生時代

高校生の頃は部活動(アメリカンフットボール)に熱中していました。強いチームではありませんでしたが、一生懸命取り組んでいました。今でも当時の仲間とは親交があり、やはり学生時代の仲間はいいなと実感しています。大学時代は公認会計士を目指し、ダブルスクールをしていたので学業に追われる日々を送っていました。結局受かることはできませんでしたが、当時の大変な思い出は自分の糧になっていますし、今、やりがいのある仕事ができているので充実しています。

日本公庫(農林水産事業)を選んだ理由

正直、就職活動前には日本公庫(当時の農林漁業金融公庫)のことは知りませんでした。父親が金融マンということもあり、金融(特に融資業務)やコンサルティング業務に興味があったため、そのような業種を中心に活動をしていました。そんな時、就活サイトから日本公庫説明会の案内が届き、何気なく参加したところ、自分の思い描く仕事と日本公庫の業務内容がマッチしていたので志望しました。

周囲からみた自分

楽観的で、軽いと思われている気がします。でも、本当は準備型の人間で、それなりに慎重です!!

日本公庫の第一印象と入庫後の印象

特定の分野に特化した業務を行っている会社なので、専門性が高いという印象を持っていました。入庫後もその印象は大きくは変わりません。農林水産事業は、農林水産業の分野に特化していますが、この世界はまだまだ専門家が少ない印象です。特定の分野で専門的な仕事がしたいという方にはお勧めします。

好きな言葉

特に明確にはないですが、最近では「継続は力なり」とか「Better than nothing」という言葉を大事にし、意識しています。最近は、「続けること」の大事さと、難しさをつくづく実感しており、戒めの気持ちも込めて意識しています。

就職活動のエピソード

私は名前にミドルネームが入っているので、大抵、それが話題になり、就職活動ではあまり苦労しませんでした。内々定を複数もらって就職先に迷っていた際、日本公庫は自分の気持ちを尊重してくれ、決断するまでいろいろと相談に乗ってくれたので、非常に好感を持てました。

休日の過ごし方

下の子供がまだ小さいので、最寄りのショッピングモールなどに出かけています。夫婦二人の時には週末はサッカー観戦に出かけていたので、子供と一緒にサッカー観戦にいける日を夢見ています。

就職活動をするみなさんへのメッセージ

就職活動中はいろいろな業種をみるチャンスだと思います。やりたい仕事がある人もいると思いますが、自分の知らない仕事も世の中にはたくさんあります。現時点では興味のない業種でも時間があるのならば、積極的に会社説明会などに参加することをお勧めします。思いがけない出会いがあるかもしれませんよ。