表情や雰囲気からお客さまが真に伝えたいことを汲み取る

地域総合職を志望した理由

香川県は学生時代を過ごした場所であり、実家も近隣県のため働きやすいのではないかと思い、地域総合職を志望しました。実際社会人として働いてみると、学生目線では気づかなかった企業や地域の特色があり、新たな発見がたくさんある毎日を過ごしています。働くうえではよい刺激を受けられており、私生活では家族や友人が支えてくれているので、安心して過ごすことができています。

入庫後の印象と働きやすさ

職場の雰囲気は、堅苦しくなく、かといって程よい緊張感もあると感じています。また上司や先輩は皆さんとても優しく、誰でも相談に乗ってくれます。休暇については、上席の方々が率先して取ってくださるおかげで、若手職員も休みがとりやすい環境にあり、ワークライフバランスが整っています。

仕事をするうえで、心がけていること

現在は融資課に所属しています。融資申込があった際は、経営者との面談等を通して把握した事業内容や今後の収支見通しをもとに、上司と相談しながら融資可否を判断しています。その他にもお客さまからご相談いただいたことに対して、有効な情報を提供することにも努めています。その中で大切にしていることは、お客さまの話を伺うことです。できるだけ直接お会いすることで、表情や雰囲気からお客さまが真に伝えたいことを汲み取ることができると考えています。

お客さまと接して、学んだこと、感じたこと

「相手から求められているものは何か」を常に考える必要があることです。自分が担当した仕事は、お客さまをはじめ多くの方々につながっていきます。自分本位の仕事にしないためにも、常に相手のためにベストな提案をすること、二手三手先を見据えた準備をしておくことが大切だと感じています。

先輩職員を見て、学んだこと、感じたこと

たくさんあり枚挙に暇がないのですが、普段から特に意識しているのは、①仕事の進め方 ②お客さまとの対話方法です。①については、公庫職員というより、社会人として仕事を進めるにあたって必要な気づきや視点を吸収できるよう努めています。②については、公庫職員としてお客さまと接するにあたり、相手に不安感等を与えないよう、落ち着いた対応を心がけています。

Personal Message File

学生時代に打ち込んだこと

自分の時間を楽しむことです。高校まで部活やクラブなど集団での活動に励んでいたため、大学では自分一人の時間を大切にしていました。ゼミナールや友人との時間も無駄にしないよう心がけていましたが、一人で過ごしさまざまなことに考えを巡らせる時間も、今となっては貴重な時間だったと思います。

就職活動時に、興味のあった業種・業界

印刷業界です。特に大手はいわゆる印刷業だけにとどまらず、食料品のパッケージ企画や住宅関係も手がけており、幅広い仕事ができる点に魅力を感じていました。実際にエントリーした業界は少数ですが、説明会などは、名前を聞いたことがあるなどの些細な理由から多業種にわたり参加するよう心がけていました。

日本公庫(中小企業事業)を選んだ理由

「日本の会社を支援したい」という漠然とした思いの中から、民間金融機関だけでは支援の手が届かないような企業にも手を差し伸べられる仕事ができるのは、日本公庫だと思ったからです。また、日本公庫であればお金を貸すだけの関係でなく、経営者にとって身近で気軽に相談できる「企業の町医者」のような役割も果たせるのではないかと思い、志望しました。

周囲からよくいわれる自分

「落ち着いている」「お客さまに対して冷静に対応できている」と言っていただけることが多いです。自分では内心焦りや不安を感じていますし、それが態度に出ていると思っていましたが、周囲にはあまり気づかれていないようです。仕事をする上では長所になると思っています。

休日の過ごし方

学生時代の友人や幼馴染、会社の同期とのつながりを大切にしており、遊ぶ日はとことん遊びますが、休む日はしっかり休むというようにメリハリをつけています。社会人になってからは、休むことの大切さを実感したため、疲れをため込まないように心がけています。

就職活動中のみなさんへのアドバイス

志望業界以外の企業説明会にもぜひ参加してみてください。またインターンシップにも積極的に参加することで、企業の実態を肌で感じられると思います。社会人になってからでは他社を見学する機会はなかなかありません。後学のためにも貴重な機会だと捉えて、楽しみながら1社でも多くの企業を見てみてください。

自分を成長させてくれた言葉

「逃げの姿勢にならないこと」
今の上司に言われた言葉です。以前から自分でも腰が重く、不得手なことは遠ざけていると自覚していましたが、改めて上司に指摘され自分の弱さ、社会人としての至らなさを痛感しました。仕事中でも、自分を振り返った際に苦手なことから逃げていないか、意識するようにしています。

将来の目標を教えてください

小学生のころからの目標ですが、子どもから尊敬される大人になることです。日本公庫の仕事を知っている子どもは少ないと思いますが、子どもたちに対して誇れる仕事をしていると思っています。目標に少しでも近づくために、どんな仕事に対しても、真摯に前向きに取り組むよう心がけています。