地域総合職

さまざまな関係者を巻き込みながら、プロジェクトを粘り強く進めていく

現在の仕事内容

埼玉県内の中小企業に、融資業務や経営課題の解決支援を行っています。融資業務においては、お客さまの資金ニーズをヒアリングし、セーフティーネット、海外展開、新事業、事業再生などの政策性の高い分野を中心に資金供給しています。また、お客さまが抱えている経営課題に対して、マッチングサービスの提供や外部機関ネットワークの活用を通じて、お客さまの成長・発展をサポートしています。

やりがいを感じること、心がけていること

融資業務では与信判断が難しい案件を手がけることもありますが、じっくり時間をかけて正しく企業の力を評価し、融資実行した際にお客さまから感謝された時は非常にやりがいを感じます。そのためには、漠然とした理解でお客さまの事業を分かった気にならず、実際に現場に足を運び、製造工程や完成した製品を自分の目で見て、正しく深く理解することを心がけています。

入庫以来一番印象に残っているエピソード

融資課に配属されてすぐに、担当のお客さまから第二工場の建設計画をご相談いただきました。年商と同程度の大型投資でしたが、社長のみならず、同計画の指揮をとるプロジェクトリーダーや現場の工場長にヒアリングを実施し、収支計画の見直しを重ねました。また、民間金融機関にも足を運び、収支計画の議論や協調融資体制の構築を進めました。計画策定から工場完成まで、約3年弱の長期プロジェクトでしたが、社長からは工場完成後、「あなたが担当者でよかった」という言葉をいただきました。さまざまな関係者を巻き込みながら、一つのプロジェクトを粘り強く進めていくことを経験できたことは、私にとって非常に良い経験となりました。

職場の雰囲気と先輩・上司からのアドバイス

職場にはさまざまな知識・経験を持った先輩方が在籍していますが、皆さんに共通しているのは「お客さまのために」という意識を持って働いていることです。また、わからないことは時間を割いて教えていただくことができ、非常に働きやすい環境であると感じています。また、融資課に配属された当初の上司から「お客さまにとっては日本公庫=あなただよ」と言われたことは今でも心に残っており、日々一つひとつの業務に責任を持って取り組んでいます。

将来の夢、キャリアビジョン

幅広い知識とスキルを身につけた一人前の公庫職員になることです。新型コロナウイルス感染症の影響により、厳しい状況にありながらも前向きに事業に取り組むお客さまがたくさんいらっしゃいます。そういったお客さまと真剣に向き合うことで、より一層、自分自身のスキルアップを図り、お客さまの課題解決のための一助を担いたいと感じました。日本公庫には職員の成長を支援するさまざまなメニューがありますので、それらを活用しながら、一歩ずつ成長していきたいと思います。