農業の「担い手」を支援するために新規就農者向けの融資の普及・推進に取り組む

現在の仕事内容

国際業務部は海外関連業務を一手に引き受けている部署で、私はスタンドバイ・クレジット制度(債務を保証する効力を持つ、スタンドバイ信用状を発行する業務)を担当しています。日本公庫は日系中小企業の進出が盛んな国を中心に、多くの海外金融機関と業務提携を行っており、日本公庫の国内支店と海外の提携金融機関との間で、スタンドバイ信用状の発行に向けた各種調整を手がけています。お客さま側だけでも国内親会社と海外現地法人が関与するなど、関係者が非常に多く、かつ若干複雑な制度であり、日々、様々な調整や質問への対応などに追われ、電話が鳴りやむことがありません。

やりがいを感じる時

この仕事の最大の面白さは、海外との文化(考え方)の違いを肌で感じられることにあると思います。海外の金融機関とのやり取りにおいては、日本の常識が全く通用せず、驚かされることが少なくありません。逆に、非常におおらかな国民性を持った国から見れば、日本人の生真面目さは驚愕に値するのではないでしょうか。また、一つひとつの案件について、調整に手間と時間が非常にかかる分、やりきった時の達成感は格別なものがあります。案件実行後もトラブルが絶えない業務ではありますが…。

思い出に残るエピソード

印象に残っているのは今から7〜8年前、リーマン・ショックの発生を受け、融資担当者として取引先への対応に駆け回った時期のことです。当時、多くの取引先が普段では考えられないような業績低下に見舞われ、資金繰りに苦慮されている姿を目の当たりにし、日本経済が大きく傷んでいくのを肌で感じていました。苦境に立たされた取引先の要望に沿うべく、日本公庫一丸となって取引先への対応にあたり、業務量は一気に増えましたが、取引先が徐々に復調する姿を目にし、政策金融機関が持つセーフティネット機能の役割を改めて強く認識するとともに、日本公庫の職員として働いていることに大きな誇りを感じることができました。今でも、当時感じた誇りが、自分の原動力の一つとなっていることは、間違いありません。

将来の夢

将来の目標は、国際業務を極めた人材に少しでも近づくことです。これまで、所属する国際業務部での勤務以外にも、外部出向などを通じて通算7年ほど国際業務に関わってきましたが、必要となる知識を含め、力不足を日々感じています。昨今、様々な経済環境の変化を受け、日本公庫の取引先である中小企業の間でも、海外展開の重要性が増しています。今後も、この重要性がさらに高まっていくものと信じ、お客さまの多様なニーズに的確に対応できるよう、研鑚を続けていきたいと思います。

ある一日

8:00 出社
いつもより早めに出社し、メキシコの銀行にTEL。時差により、現地は既に18:00です
8:30 メールチェック
受信メールの内容も踏まえ、一日のスケジュールを組み立てます
9:00 上司との打合せ
懸案事項について、対応策を事前にすり合わせします
10:00 関係部署とのミーティング
仕事を進めるうえで、他部署との連携は欠かせません
12:00 昼食
健康のため毎日納豆を食べます
13:00 書類作成
スタンドバイ信用状の記載(英語です)には最大の注意を払います
14:00 営業店からの問合わせ対応
日々、様々な問い合わせを受けています
15:00 銀行との打合せ
スタンドバイ・クレジット制度では、国内の金融機関とも連携しています
16:00 メール送付
返事がない先には、返事が来るまで繰り返し連絡し続けます
17:10 退社
定期的な定時退社を心がけ、仕事にメリハリをつけています

Personal Message File

学生時代

学生時代は勉学のみならず、サークル活動、アルバイト、各種の遊興と、とりあえず何にでも参加し、忙しい日々を送っていました。あの時もっと勉強しておけば…と思うこともなくはないですが、人生勉強も大切な「勉強」の一つと前向きに捉えています。

日本公庫(中小企業事業)を選んだ理由

就職活動を進めるなかで、「企業数ベースで99%以上」というキーワードに強く惹かれ、中小企業金融に携わりたいとの思いを強くしました。これまで数多くの企業を担当させていただき、各業界・企業の経営者との対話は、自らの成長の大きな糧となっています。

周囲からみた自分

周囲の人からは、特に文章を書いている時など、集中のあまり「怖い」といわれることが稀にあります。確かに、仕事中人格が変わってしまうことがあるのは否定できませんが、間違いなく「いい人」です。

日本公庫の第一印象と入庫後の印象

入庫前は「真面目な人が多い」という印象でしたが、実際は「真面目な中にも情熱を持った人が多い」でした。家族を大事にする人が多いのも特徴で、子煩悩な人も多く見られます。

好きな言葉

「神は乗り越えられる試練しか与えない」 数年前、とあるドラマで発せられていた言葉です。色々な苦悩を抱えていた当時、心が洗われました。

就職活動のエピソード

当時は就職氷河期の真っただ中でした。39度近い熱で面接に臨んだことなどもありましたが、努力が報われない時期が長く続いていました。普通に企業に就職し、毎日出勤している自分の父親を偉大に感じたことを強く覚えています。

休日の過ごし方

休日はもっぱら、二人の子供と公園などにお出かけです。自称「いい父親」ですが、残念ながら家事全般は苦手です

就職活動をするみなさんへのメッセージ

限られた就職活動の時期を通じて、各企業の詳細(風土や細かい業務内容など)までを把握することは、なかなか難しいことだと思います。何よりも大切なのは、後で後悔することがないと断言できる水準まで、就職活動をやり切ることではないでしょうか。後悔がなければ、社会人になってからも多少のことは我慢できます。