事業者と政策をつなぎ
              農林水産業を応援したい

学生時代に熱中していたこと

お金の許す限り旅行に行きました。ヨーロッパ、アジアやアメリカなど、子どもの頃から行きたかった場所に積極的に足を運びました。日本公庫に入ってからも年1回ペースの海外旅行を継続しています。また、国内旅行も好きで、多くの場所を巡りました。特にサークル活動の一環で訪れた福島県では、東日本大震災からの復興をめざす農業者の方とお話をする機会があり、のちの就職活動の判断軸に大きな影響がありました。

就職活動時に考えていたこと

さまざまな企業の方とお話をするのが楽しかったので、金融だけに限らず、メーカーやサービス業など、業界に拘らずに就職活動を行いました。結果的に、どの業界も魅力的に見えてしまい、最終局面まで志望業種はバラバラでしたが、大学時代の経験から、「第一次産業を支援できる仕事」という軸で企業を絞りました。また、採用面接では、学生に対する興味・関心の度合いや話しやすさは、入社後における自分自身の意思表示のしやすさ、風通しの良さのバロメーターになると考え、面接官の雰囲気を意識して確認していました。

日本公庫を選んだ理由

日本公庫のことは、就職活動を始めるまで知りませんでしたが、自営業を営む父の紹介をきっかけに、企業説明会に参加しました。最終的に日本公庫を選択した理由は、自分にもお客さまにも、嘘をつかずに働くことができると感じたからです。日本公庫には、融資などの「金融」という手法を通じて、国の「政策」と「現場」、すなわち農林漁業者や事業者とを「つなぐ」という明確な目的があります。その目的があるからこそ、自信を持ってお客さまと向き合えると感じました。また、大学時代に、東日本大震災からの復興に苦心されている農業者の方とお話しした経験から、日本の農林水産業を応援したいという思いが強くなり、農林水産事業を選択しました。

入庫前と入庫後の印象

特に日本公庫に対して、というわけではなく、なんとなく入社後の数年間は、先輩の下で雑務をするというイメージがありました。もちろん、入庫直後は知識もないため、先輩職員のお手伝いが中心でしたが、1年目の途中からお客さまを担当することになり驚きました。お客さまを担当することは、とても責任が重いことですが、OJTの先輩職員や上司が親身に相談に乗ってくれるので、不安を感じることはありませんでした。

日本公庫の一番好きなところ

「農林漁業への支援を通じて、第一産業を支えている」ことです。これは、就職活動の際に日本公庫の大きな魅力だと思っていましたし、実際に働いてみて、その想いは変わりません。特に令和2年度は、新型コロナウイルス感染症の影響により、資金繰りが厳しくなったお客さまから、多くの相談が寄せられ、私も現場の最前線で融資対応に奔走しました。お客さまから「ありがとう」という言葉をたくさんいただき、改めて自分の仕事に誇りが持てました。