国の資金制度や予算を運用してお客さまの支援を行う

現在の仕事内容

日本公庫は、国の資金制度や予算を運用してお客さまの支援を行っています。必要なお客さまに制度資金を届けるということも重要ですが、一方で、主に財政融資といった国のお金を財源としているので、制度に従って適正に執行するという責任もあります。現在の担当業務は、本店の管理部門と九州内の支店の間に立ち、主に九州地区に配分された融資の予算を支店に分配・調整したり、制度に係る支店からの相談に対応する仕事です。直接お客さまに会う機会は少ないですが、間接的にお客さまを支える仕事といえます。また、九州内を対象とした、研修や商談会などを企画することもあります。

やりがいを感じる時

農林水産事業の仕事は、日本の農林水産業を支援する仕事ですが、実際にお客さまと現場で会って経営のお手伝いができるというのが、日本公庫の仕事の面白さだと思います。お客さまはさまざまな経営課題に直面してさまざまなことを考えており、直接お話を伺えることは、私にとっては大きな刺激となりモチベーションの源となっています。
現在の仕事は直接お客さまに会う機会は少ないですが、農林水産業が主幹産業の一つといえる九州地区を、俯瞰で見ることができる仕事であり、各支店のご融資の内容や金額などを通じて、地域ごとの特徴を感じられるのが面白いと感じます。

思い出に残るエピソード

経営の苦境を脱したお客さまを担当させていただいたことがあります。過去、お客さまの経営が苦しくなって返済条件を変更する必要が生じ、日本公庫担当者が経営計画作成の支援をした案件でした。お客さま自身がだいぶご苦労をされ、経営が上向いてきたうえで、私はご返済を正常化する最終的な条件変更を担当させていただきました。お客さまが会話のなかで、日本公庫の過去の担当者への感謝を述べられ、私のことも全面的に信頼して任せてくださったことが印象に残っています。
代々の担当者がお客さまとのやり取りのなかで積み上げた信頼のうえに今の日本公庫の仕事があると感じ、私もそのようにお客さまと信頼関係を築いていきたいと気持ちを引き締めました。

将来の夢

融資やその後の回収・再生などに係る業務のなかで、お客さまが本当に求めることを理解して、そのための支援ができるようになることが目標です。また、最近は育児などを言い訳にしてなかなか自己啓発の時間がとれなかったため、少しでも勉強の時間を確保していくことも当面の目標です。よく経営者は孤独であるといわれますが、今後とも経験や勉強を重ねることで、最終的には経営者の方に寄り添い、悩みを共有していただけるような担当者になれたらと思います。

ある一日

9:30 始業
通常の始業は8:50ですが、育児の都合から、30分の時短勤務の制度を利用しています。メールチェックや、前日までに上司の決裁を受けた仕事の作業などを行います
10:00 デスクワーク
本店からの指示に対するとりまとめや、融資予算の配分などに係るデスクワークを行います
11:00 外出
九州農政局を訪問して、報告や情報共有を行います。農林水産事業では、融資を通じて農林漁業に係る政策を推進するため、国や県・市町村といった関係機関と連携しながら仕事を進めることも多いです
12:00 社外で昼食
仕事や家事・育児からしばし解放される貴重な時間です
13:00 打ち合わせ
当面の仕事の分担や進め方について課内で打合せを行います。地区総括課では、会議や研修を企画する仕事もあるため、そのための打合せを行うこともあります
13:30 照会対応
支店から、資金制度の不明点について照会を受けたため、電話で話を聞いて問題点を整理したうえで、本店所管部署につなぎます
14:00 デスクワーク
午前中のデスクワークの続きを行います
16:00 打ち合わせ
支店内の女性活躍推進プロジェクトチームの打合せに出席。担当業務のほか、支店内で横断的に編成されている勉強会や女性活躍推進等のプロジェクトチームに参加することもあります。この日は、支店内で予定されているイベントに向けた準備のための打合せを行いました
17:10 終業
退席後、子どもたちのお迎えに行って帰宅します。残業や飲み会に参加する等帰宅が遅くなる場合は、予め夫と調整して、対応してもらいます

Personal Message File

学生時代

学業のほか、サークルやアルバイト、大学祭のためにバンドを組んだり、楽しそうなことはいろいろ手を出しました。今となっては、熱中したことや思い出そのものより、そこでできた友人たちとのつながりが今でも刺激となっており、宝物になっていると感じます。

日本公庫(農林水産事業)を選んだ理由

大学時代は農学部で水産関係の研究をしていましたので、日本の農林漁業の発展に貢献できるような職業に就きたいと思い農林水産事業を志望しました。

周囲からみた自分

「緻密な人」といわれることもありますが、実際は結構ムラがあると思います。パブリックイメージに合わせるようがんばっています(笑)。

日本公庫の第一印象と入庫後の印象

第一印象としては、採用の担当者が話しやすい雰囲気であったことが印象に残っています。
入庫後も、農林水産事業は比較的人数が少ないためか、職員が全国に散らばっていても顔を知っている割合が高く、またざっくばらんに話ができる雰囲気があるため、仕事をするうえでコミュニケーションが取りやすいと感じます。

好きな言葉

最近の読書で印象に残ったのは、羽生善治さんが書かれていた、勝っても負けても、その日のうちに勝因・敗因の結論を出し、結果を次の日に引きずらない、翌日は真っ白な状態で始める、ということです。気持ちの切り替え方の参考にしています。

日本公庫の一番好きなところ

日本公庫(農林水産事業)の成り立ちとして、比較的大規模な農林漁業者への融資をしてきた歴史があります。よって、お客さまには地域の業界のリーダー的な存在の方も多く、そのような方と直接会って経営のお話を伺ったり、ともにお仕事ができることが、日本公庫の仕事の醍醐味であると考えます。

休日の過ごし方

平日に子どもたちと過ごす時間が限られるため、休日は行きたいところに連れて行ったりと、子どもたちとゆっくり過ごすようにしています。

就職活動のエピソード

ちょうど就職氷河期といわれた頃で、徐々に友人たちが内定をもらうなか、苦しい時期もありました(自分の準備が甘かったところもありますが)。ただ苦戦したなかでも、内定をもらったところは、説明会から最終面接まで比較的短期間で進んだため、就職活動は“ご縁”の要素があるなという印象が残っています。

社外活動での経験

子どもが生まれるまでは、終業後に習い事をしていました。趣味を楽しむという以外に、転勤先で、業務外で地元の人や文化に触れあう貴重な機会だったと思います。

就職活動をするみなさんへのメッセージ

うまくいかないことがあっても、就職活動は縁や運の要素もあると思いますので、自信を失わないでください。また、今となってみれば、就職活動は社会人への第一歩と感じます。自分のやりたいことを信じて、相手に自分の誠意が伝わるよう、がんばってください。