農業の「担い手」を支援するために新規就農者向けの融資の普及・推進に取り組む

現在の仕事内容

農業および食品加工流通業を営むお客さまへの融資業務を担当しています。主な業務は設備や運転資金の借入相談に対して決算書を分析し、お客さまとの面談、事業地の確認などから融資可否を判断することです。また、融資以外に経営分析や販路拡大のための情報提供など経営発展のための支援も重要な仕事の一つです。私が担当する和歌山県はみかん、梅、柿をはじめとする果樹の栽培が盛んで、地元の加工流通事業者や関係機関と連携して早くから地域ブランドを形成しています。「食」の川上から川下までを担当できることに面白さがある一方、その責任は重大です。日頃から業界動向や地域特性など幅広く情報収集することを心がけています。

やりがいを感じる時

お客さまの経営発展の一端を担えたと実感できた時です。お客さまから感謝の言葉を伝えられたときはもちろん、融資した設備が完成したとき、何年か後に、当時担当したお客さまの業績が順調だという話を聞いたときなど、さまざまな場面で仕事のやりがいを感じることができます。

思い出に残るエピソード

東日本大震災の経験です。当時、私は茨城県を所管する水戸支店に在籍していました。震災後すぐに相談窓口が設置され、お客さまからは生産施設に甚大な被害を受けた、原発事故の風評被害で農産物が売れないといった多くの相談が寄せられました。先行きの見通しが立たず大きな不安を抱いているお客さまを目の当たりにして、日本公庫としてできることは精一杯しようと強く思ったのを覚えています。農林水産業の経営は天候や作物の病気発生などに左右されやすいため、お客さまは、そのリスクを減らそうと日々努力されています。しかし、震災のような不測の事態が起こってしまうとお客さまご自身の努力だけで経営を建て直すことは困難です。この経験を通じて、政策金融の必要性とその使命について改めて考えさせられました。

将来の夢

今できることは、与えられた環境のなかで目の前の仕事に真摯に取り組み、できるだけ多くのことを吸収していくことだと思っています。その結果、お客さまから必要とされる仕事ができ、少しでも日本の食に貢献できたならば、うれしいです。

ある一日

8:40 出社
進行管理表を見て、本日のスケジュールを確認
8:50 朝礼
一人一言ずつ、本日の予定や営業で得た情報などを共有
10:30 A社を訪問
借入相談を受けたA社に資金提案を行い、今後の事務手続きについて打合せを実施
13:00 帰店
帰店後すぐ上司に訪問結果を報告
14:30 A社の訪問記録を作成
15:30 B社の融資審査(稟議書作成)
18:10 退社
帰宅途中にあるスーパーに立ち寄り、晩御飯の材料を買う
19:00 帰宅、食事の準備
23:00 就寝

Personal Message File

学生時代

記憶の殆どが部活(ヨット部)で過ごした海の上です。自然の雄大さと脅威を存分に味わった学生時代でした。

日本公庫(農林水産事業)を選んだ理由

水産学を専攻していたため、水産関係の団体や食に関わる企業に絞って就職活動をしていました。そのなかでも日本公庫を選んだ理由は、生産現場に近いところで仕事ができることに魅力を感じたからです。

周囲からみた自分

「おとなしく、たまに面白い人」
関西人気質は隠しきれないようです。

日本公庫の第一印象と入庫後の印象

採用面接で感じた第一印象は「穏やかで家族的な社風」です。入庫後もその印象は変わらず、面倒見のよい上司や先輩、頼りになる後輩にいろいろな場面で助けてもらっています。

好きな言葉

「人間万事塞翁が馬」
何事にも動じない強い精神力が欲しいという願望です。

就職活動のエピソード

私は卒業後の進路に迷い、就職活動を始めた時期が遅かったため、十分な準備をしないままに採用試験や面接に臨みました。半ば開き直りの感があったことは否めませんが、面接では自分らしさを伝えることを一番に心がけました。

休日の過ごし方

家でゆっくり過ごすことが多いですが、連休はハイキングや友人との小旅行を楽しんでいます。

就職活動をするみなさんへのメッセージ

入庫後はみんなゼロからのスタートです。自分の心に何か引っかかることがあったならば、臆せずに挑戦して欲しいと思います。