現在の仕事内容

営業・融資審査業務を担当しています。具体的には、税理士や商工会議所・商工会などの関係機関との連携、資金が必要なお客さまに対する最適な融資制度のご提案やお申込に対する融資審査を行っています。民間金融機関に比べ、担当するお客さまが多い点が特徴ですが、営業担当者として関係機関と連携を図ることで、迅速な融資につながるように努めています。また、目先の融資だけではなく、お客さまと経営課題の共有を行い、解決に向けた情報提供を行うなど、コンサルティング支援も実施しています。

やりがいを感じること、心がけていること

日本経済の裾野を支える小規模事業者支援に携われること、そして、その成果を身近に感じられることにやりがいを感じます。お客さまの多くは商店街にある小売店などの小規模事業者で、財務内容の数字だけではその企業の強みや魅力を把握することが難しいケースも少なくありません。そのため、数字には表れない商品・サービスの特徴など定性面の強みを何気ない会話から共有できるよう、お客さまと接する際は傾聴の姿勢を大切にしています。

入庫以来一番印象に残っているエピソード

新型コロナウイルス感染症の発生時、日本公庫は政策金融機関としていち早く特別相談窓口を開設しました。感染の拡大に伴い、影響を受けたお客さまから支店へ融資や返済の相談が殺到しました。日本公庫にとってはもちろん、経営者の方々にとっても未曾有の事態で、影響の甚大さとあまりに深刻な業況にお客さまとの面談では胸が苦しくなる場面もありました。しかし、ご融資後にはお客さまから、「日本公庫からの融資があったからこそ、何とか前を向くことができました」とのお言葉を数多くいただき、担当者としてホッとしたと同時に、政策金融機関の存在意義を改めて感じることができました。

職場の雰囲気と先輩・上司からのアドバイス

まだ入庫4年目ですが、分からないことがあれば何でも聞ける、言いたいことがあれば何でも言える環境があり、年齢や職位に関係なく職員同士がお互いを尊重し合える関係性があると感じています。また、ある上司からは、「今のうちに苦労をすることも必要」というアドバイスをいただき、チャレンジすることの大切さを教えていただきました。日本公庫には、職員のチャレンジを後押ししてくれる環境があると感じています。

将来の夢、キャリアビジョン

生まれ育った地元の地域活性化に貢献できる人間になることを目指しています。日本公庫は全国に152支店あり、これからもさまざまな地域でそれぞれ特色のあるお客さまへの支援を行っていきます。小規模事業者とはいえ一国一城の主であるお客さまから学ぶことは非常に多く、お客さまとの出会いが私自身の財産になっています。日々の自己研鑽によっても知識の習得をしていくことで、いつの日か小規模事業者支援のプロとして活躍できるよう日々、業務に励んでいきます。