さまざまな施策や適切なアドバイスを通して、創業支援とベンチャー企業のサポートを行う

現在の仕事内容

融資相談、融資審査業務を担当しています。融資相談業務は、お客さまから融資に関する相談を受ける業務です。運転資金や設備資金を必要とする小規模事業者の方や、創業を検討されている方などに、融資制度の案内、事業計画書作成に関するアドバイスなどを行っています。融資相談業務は、日本公庫が最初にお客さまと接する機会でもあり、「自分が日本公庫の顔である」ということを意識しています。融資審査業務においては、お客さまとの面談や事業所訪問などにより、企業実態や今後の見通しを把握し、与信判断を行います。また、面談を通して把握した経営課題の解決に向け、さまざまな情報提供や、連携している支援機関を紹介するといったサポートも行っています。

やりがいを感じる時

国民生活事業では、地域密着の飲食店や商店などの身近な企業から、ベンチャー企業など新事業のパイオニアとなり得る企業まで、さまざまな業種・業界のお客さまを支援しています。同じ業種のお客さまでも商品・サービス内容は千差万別で、日々、経営者の方から事業について学ばせていただいています。
私たちが接するお客さまは、小規模事業者の方や創業を検討されている方が中心です。そのような方々が地域経済、ひいては日本経済を動かす原動力となっており、融資という形で支援できることに、大きなやりがいを感じています。創業時に支援をさせていただいたお客さまが、融資後に大きく成長されている状況を知ると、自分自身の励みにもなります。

思い出に残るエピソード

ご高齢の方が経営されている生花店を担当した時の話です。面談前にご家族から、「高齢だから融資は受けられないのではないか」と言われたそうで、不安げな様子でいらっしゃいました。面談では、経営状況、今後の事業見通し、事業承継予定などについて詳しく伺いました。店舗に訪問した際には、「しっかりと話を聞いてもらえて嬉しかった。小さな店ですがここが私のお城です。来てもらえて本当に嬉しい」と仰っていただきました。感謝の言葉をいただき、お客さまとの繋がりや温かさに触れ、喜びとやりがいを感じました。また、お客さまの「お花」に対する愛情や熱意を知ることができ、無事、融資を実行することができました。その後、再び店舗を尋ねた際には、「本当にありがとう。色々と話を聞いてもらい、アドバイスも受けたことで自信が持てたよ」と改めて感謝の言葉をいただきました。その時のお客さまの笑顔は、今でも忘れられません。

将来の夢

仕事上の夢は2つあります。1つ目は、お客さまから「尾中さんに相談したい」と思っていただける融資相談担当者になること、2つ目は、職場内で「尾中さんはいい仕事をする」と思ってもらえる職員になることです。お客さまに融資を行うだけではなく、有益な情報提供も行うため、お客さまにとって良き相談者となり、事業の悩みを打ち明けてもらえる関係性を築くことを目指しています。また、一緒に働く上司や同僚が気持ちよく仕事に取り組めるよう、後工程を考えた仕事・行動をすること、気配り・心配りができる職員になることも目標です。そのため、お客さまだけではなく、職場内の信頼関係構築やさまざまな情報収集、自己研鑽にも努めています。

ある一日

5:00 起床
ヨガやストレッチをして体を目覚めさせます。その後、朝ご飯とお弁当を作り、洗濯などの家事を終わらせてから出社します。もちろん、時には二度寝の日もあります
8:50 出社
支店全体での朝礼と各課でのミーティングを行います。その後、当日のスケジュールやメールを確認します。融資相談予約の状況を確認し、対応に必要な情報や資料を準備します
9:00 電話・来店・オンラインによる融資相談対応
事前予約相談だけではなく、当日の電話や来店による相談も担当し、お客さまからの融資相談や事業に関する課題等を伺い、日本公庫からできる提案や情報提供等を行います
11:00 融資申込の受付手続き
融資の申込をいただいたお客さまについて、情報の登録を行います
12:30 昼食
持参したお弁当を休憩室でいただきます。時には支店近くにある、地元で人気の和歌山ラーメン店に行くなどして、午後の仕事への活力を養います
13:30 融資審査
お客さまと面談した内容や財務諸表、今後の事業見通しなどを整理し、融資審査のりん議を作成します
15:00 お客さまへ事業状況のヒアリング
取引をいただいているお客さまに、融資後の状況や、経営課題などについて電話でヒアリングを行います。課題の解決に向け、日本公庫から提案できる情報を提供します
16:30 融資相談内容のとりまとめ
1日の融資相談内容などについて記録・整理し、集計結果を社内で共有します
17:00 翌日の準備
各種報告書や資料の作成、翌日の仕事の準備などをします
17:10 退社
帰宅時のバスでは、晩御飯のレシピを考えます
18:00 帰宅
家事をしたり、夫と一緒にペットと遊んだり、映画やアニメを見て過ごします
22:30 就寝
翌日に疲れを残さないよう、顔や体のマッサージをしてから寝ます

Personal Message File

学生時代

陸上競技部に所属していました。大学時代には競技の振興活動のため審判員をしたり、「小学生向け陸上教室」を開催するなど、陸上競技を通じた地域貢献に力を入れていました。集中力や勝負強さのほか、社会との関わり方やコミュニケーション力を培うことができ、今の自分の基礎となっています。

周囲からみた自分

「元気で面白い」「しっかりしている」と言われることが多いです。自分自身としても、常に楽しむこと、やると決めたことはやり抜くこと、何事も効率的にする術を探求することを意識しています。ときに失敗することもありますが、一緒に働く上司、先輩、同僚や家族がサポートしてくれています。周りの人達への感謝の気持ちを忘れず、楽しく仕事に向き合うことができています。

好きな言葉

「やらずの後悔より、やる後悔」です。
“やっておけばよかった”と後悔するより、一度やってみて、そのうえで“こうすればよかった”と後悔する方が、成長に繋がると考えています。やらない方が楽なことも多いですが、一歩踏み出すことが自身の成長に繋がると考えているため、悩んだり迷ったりした時には、この言葉を思い浮かべるようにしています。

休日の過ごし方

友人や家族と美味しいものを食べること、作ることが一番のリフレッシュです。友人と近況を報告しあったり、思い出話などをしたりしながら食事を楽しみます。料理を作ることも好きで、新しいレシピに挑戦したり、夫と一緒に料理もしています。また、ランニングやトレーニングをしてリフレッシュすることも多いです。

社外活動での経験

趣味は会社の同僚と、ランチやショッピングに出かけることです。休日はリフレッシュをすることで、仕事とプライベートともに充実したワークライフ・マネジメントを実践できていると思います。

日本公庫(国民生活事業)を選んだ理由

金融機関を中心に就職活動をしていました。大学時代にアルバイトをしていた寿司店の女将さんに就職活動の相談をしたところ「この間、日本公庫の担当者がお店に来て、親身に相談に乗ってくれた。色々とアドバイスももらい、ありがたかった。すごく良い人だった」という話を聞き、私も日本公庫職員となり、地域の小規模事業者を支えたいと思い、日本公庫(国民生活事業)を志望しました。

日本公庫の第一印象と入庫後の印象

入庫前は、堅い職場ではないかという印象がありました。実際の職場は、風通しがよく、柔和な人やユーモアのある人が多くいらっしゃいます。また、上司への相談も気軽にでき、安心して仕事をすることができています。就職活動で出会った日本公庫職員の方は、真剣に私の話を聞いていただき、質問にも丁寧に答えていただいたことが印象的でした。

日本公庫の一番好きなところ

日本公庫の創業支援のノウハウを生かし、創業される方の夢の実現のサポートができるところです。実際に創業をした知人が身近にいるということもあり、お客さまからの創業に関するご相談には、特に力が入ります。また、日本公庫は大きな組織ですが、担当者としての意見を尊重してもらえる環境があり、働きがいを感じています。

就職活動のエピソード

日本公庫に内定後、支店の食事会に参加させてもらいました。社会人の仲間入りをするということを肌で感じたと同時に、日本公庫職員の方々の優しさに触れることができ、とても安心した記憶があります。

就職活動をするみなさんへのメッセージ

就職活動では、自己分析をすることが重要です。自身の強みや弱み、興味や関心のあることなどを整理することで、面接において自分の考えや思いを言葉にでき、入社後の自分の姿を描きやすくなります。限られた期間での就職活動は大変ですが、最後まで妥協せず、頑張ってください。