成長を感じた瞬間
入庫5年目の頃、税理士の先生から、業況が厳しいお客さまの資金調達について相談を受けたときのことです。そのお客さまは財務内容が思わしくなく、金融機関からの資金調達が困難な状況でした。私は担当者として、お客さまの強み・弱みを整理し、今後の見通しなどをしっかりヒアリングし、融資の可能性を見出して、融資実行に結びつきました。その後、その税理士の先生から「岸さんに相談に乗ってもらいたい」「岸さんに会ってほしいお客さまがいる」と頻繁に連絡が入るようになりました。その当時は、とにかく目の前の仕事をこなすことばかりを考えていましたが、この一件を機に、お客さまを最優先に考えるという基本に立ち戻り、優先順位をつけて仕事を進められるようになりました。今では、お客さまや民間金融機関の担当者などからも相談を受けることが増え、お客さまと信頼関係が構築できていると感じています。それが自分の成長の糧となっています。