日本公庫は結婚、出産、育児、介護などのライフイベントと仕事との両立が図れるように各種制度を充実させ、働きやすい環境を提供しています。職員一人ひとりが制度をどのように使い、ワークライフ・マネジメントを実践しているのか、職員3人の実感していることを聞きました。

  • 林 玲衣子
  • 早島 智美
  • 杉村 憲一郎
日頃、実感している日本公庫の風土や環境を教えてください。
まず私が実感していることは、入庫してすぐに融資業務に携われるので、若手でも“日本公庫の担当者”として経営者の方たちと対話できる機会が多く、成長できる職場だと思っています。いま4歳の息子がいますが、人事面談の時には、上司とキャリア形成について相談できて、プライベートとは関係なく期待されているなと感じます。
私も間島さんと同じで年齢や性別、ライフステージに拘らず、さまざまな仕事を任せてもらえる会社だと思っています。農林水産事業の支店では農業融資や債権管理、本店では人事、融資企画を経験し、現在は広報を担当しています。金融に限らず、幅広い分野の知識を習得でき、その知識を活かせる仕事があるところが魅力です。
若手の職員でも審査のための顧客との面談や折衝は基本的に一人で担当しますし、担当者の意見を尊重してもらえるので、働きがいのある職場です。加えて、仕事は上司や先輩に相談しながら進めていくので、組織として若手職員を育てようという風土もあります。
私はいま1歳の息子がいるのですが、現在所属する情報企画部には私以外にも小さな子どものいる女性職員が複数います。私の上司は女性で子育て経験があるので理解も得やすいですし、本当に子育てしやすい職場環境です。
組織全体としてワークライフ・マネジメントを推進していて、仕事とプライベートの両方を充実させられる会社ですよね。
日本公庫にはさまざまな制度が用意されていますが、利用された制度を教えてください。
私は入庫3年目に結婚したのですが、結婚時には夫と同居するために「結婚特例制度」を使いました。これは勤務先を配偶者と同居可能な店舗に限定し、異動が2年間免除される制度です。そのほか、妊娠中には満員電車を避けるため、出退勤時間を変更する「妊産婦休暇制度」、子どもが生まれてからは「育児特例制度」を利用しました。これは小学校就学までの子どもを養育している場合、希望する地から通勤可能な勤務地に異動できるというものです。
私は妻の出産時に出産休暇(配偶者)を取りました。妻もフルタイム勤務をしているので、2歳になった息子の保育園の送り迎えのために「フレックスタイム制度」を利用しています。上司も理解してくれているので、制度を利用しやすい環境だと思います。
私は職場復帰後は「育児特例制度」を使って、自分の実家に近い新潟支店に配属していただいたのですが、その期間は夫と別居していました。今は夫の実家のある茨城に住みながら東京支店で勤務するために育児特例制度を利用しています。4歳の子どものために「フレックスタイム制度」も利用しており、夫と相談して早帰りの日と遅帰りの日を決めています。遅帰りの日は必要があれば残業できるので、精神的にとても楽ですね。
間島さんのように、ワークライフ・マネジメントの実践には家族、特に夫や職場の理解と応援が不可欠ですね。私は現在、子どもの「看護休暇制度」「託児費用補助制度」「勤務時間の短縮制度」、「テレワーク制度」を利用していますが、キャリアアップを目指すために、日本公庫の制度をどう利用して働くかを常に夫に相談しています。また、早めの「報告・連絡・相談」を意識し、仕事が効率的に進められるように、コミュニケーションを大切にしています。今では時間管理を徹底し、質の高い働き方ができるようになってきたと感じます。
ご自身が考える、働きやすさとは何ですか。
私はいろいろなライフイベントがあっても、働き続けられることだと思っています。どんな人でも、さまざまな事情でライフステージの変化に対応しなくてならない時がありますよね。そんな時に、常に同じ働き方しか許されない会社って、働きづらいと思いませんか。私自身、子どもの体調不良で休暇を取ったり、突然の発熱で早退したりすることもありますが、上司や同僚がいつもサポートしてくれるので、本当に感謝しています。
私の場合、「フレックスタイム制度」が導入されていなければ、夫婦2人のうちどちらかが仕事を辞めていたかもしれません。今や夫も妻もフルタイム勤務という家庭は珍しくありません。男性も育児に参加し、家族を運営していくことが求められているので、仕事とプライベートの両立が実現できる制度は不可欠だと実感しています。
今日、みなさんのお話を伺って、一人ひとりさまざまなプライベートがあり、人生のステージによってライフイベントも異なるのだなと改めて思いました。日本公庫には、働きやすい制度が用意されていますし、各種制度は充実していると実感しています。安心して門を叩いてほしいですね。

※記事内容及び職員の所属は取材当時のものです。