現在の仕事内容
支店管轄エリアを中心として120社ほどの中小企業を担当しています。主な業務は長期資金の融資で、お客さまのニーズや資金の使い道に合わせて融資制度や貸付可否を検討し、事業内容や今後の事業展開、業績動向を考慮しながら審査を行っています。また定期的に担当先を訪問し経営者や経営幹部と面談を行い、経営に活かせる資料の提供やセミナーの案内、またお客さまニーズに応じて販売先、仕入先といったお客さま同士のマッチングや関係機関の紹介も行っています。
支店管轄エリアを中心として120社ほどの中小企業を担当しています。主な業務は長期資金の融資で、お客さまのニーズや資金の使い道に合わせて融資制度や貸付可否を検討し、事業内容や今後の事業展開、業績動向を考慮しながら審査を行っています。また定期的に担当先を訪問し経営者や経営幹部と面談を行い、経営に活かせる資料の提供やセミナーの案内、またお客さまニーズに応じて販売先、仕入先といったお客さま同士のマッチングや関係機関の紹介も行っています。
新型コロナウイルスの流行ピーク時には業況が悪化したお客さまが多く、資金繰りに不安があるお客さまからたくさんの融資相談を受けました。当時は日本公庫職員が一丸となって支援を行っていた実感があり、日本公庫のセーフティネット機能の発揮を実感しました。
また、日々の業務においても民間金融機関の目線では融資が難しいお客さまに対しても、日本公庫では今後の業績見通しや事業展開を踏まえて融資を検討できるケースがあり、そのような場合にうまく融資実行に至った際には政府系金融機関としての役割を果たせていると実感できます。
入庫する前は民間金融機関で法人向け融資などの営業をしており、社会人4年目の年に中途採用で入庫しました。入庫後、初期研修を経て支店に配属されたのですが、同じ法人営業とはいえ会社も勤務地も異なる中でとても不安が強かったことを覚えています。そのような中、当時の直属の上司の方がとても親身になって指導してくださり、日本公庫職員の人柄の良さを強く感じ、とても安心したことを覚えています。忙しい中でもマニュアルの読み合わせや書類の書き方、考え方などを丁寧に指導いただいたおかげで、早期に業務のキャッチアップをすることができました。入庫から7年が経ち、後輩へ指導する機会も増えましたが、その上司をロールモデルとして親身に相談に乗るよう心がけています。
家庭と仕事を両立させ、長く働き続けることを目指して日々奮闘しています。夫が全国転勤の仕事をしていることもあり、前職では一度キャリアを諦めましたが、日本公庫では転勤に関する特例やフレックスタイム制などライフステージに応じて活用できる人事制度が整っており、男女問わず働きやすい環境が整っていると思います。実際私も夫の転勤や出産といった事情で転勤しながら働き続けてきました。もちろん育児との両立では大変なことも多いですが、自分が努力することで下の世代のロールモデルとなり、より一層働きやすい雰囲気ができれば嬉しいです。
8:10 |
出社 フレックスタイム制を利用し、早めに出社します。メールチェックやその日やることをリストアップします |
---|---|
8:50 |
朝礼、訪問準備 その日訪問する企業の内容を確認したり、お渡しする資料を準備したりします |
10:00 |
企業訪問 担当先の企業を回り、面談します。訪問は1日2~4社、週に2〜3回の頻度で行っています |
14:00 | 帰社 |
14:30 |
訪問記録の作成、打合せ 面談内容を記録し、面談の際に把握したお客さまのニーズに対応するため、上司と打合せをします |
15:30 |
りん議書作成 手持ちの融資案件のりん議書類を作成します |
16:00 |
退社準備 身の回りの整理整頓、明日に持ち越したToDoを整理します |
16:30~17:00 |
退社 息子のお迎えのため、早めに退社します。主人が代わりにお迎えに行ける場合には、残業することもあります |
18:30 |
帰宅 夕食後、息子と遊んだりして過ごします |
23:00 | 就寝 |
家族からは「真面目」、「頑固」と言われます。真面目かどうかはさておき、頑固であることは自覚があって、自分がこうしたい!と考えたことに固執してしまう癖があるので日々気を付けています。一方で頑固さは一度決めたら最後までやりきる「粘り強さ」にも繋がっていると思うので、ポジティブにも捉えています。
「すべては自分次第」と思って日々過ごしています。仕事、プライベートともに思うようにいかないことは多々ありますが、自分がおかれた環境や他人のせいにしても事態は好転しないので、どのような状況においても目の前のことに地道に取り組み、自分次第で変えられると思うよう心がけています。
休日は家族で過ごすことが多いです。子どもが遊べる場所を探して連れて行ったり、友人たちと家族ぐるみで交流し、育児の相談をしたりしています。また主人と交代でお互いの「一人時間」を確保するようにしており、友人とゆっくりランチをしたり、自宅でのんびりしたり、普段子どもがいるとできないことをしてリフレッシュしています。
前職の金融機関では営業以外の仕事も少し経験しましたが、実際にお客さまと接し、支援できる仕事が自分の肌にあっていると思い日本公庫の中小企業事業に関心を持ちました。その中でさまざまなライフステージの変化を経験しながらも長く働き続けられる環境が整っていることが決め手となり、日本公庫への入庫を決めました。
長期資金かつ制度融資ということで、可能な支援は前職の民間金融機関より限られていると思っていました。実際には制度は数多くありますし、職員の要望を受けて新たに制度ができることもあります。何より、長期で融資するというリスクをとるためにより深く事業内容や収支見通しについて審査できる点が入庫後に発見した日本公庫業務の醍醐味だと思います。
歴代の担当者によって着実に築かれているお客さまとの「信頼関係」です。災害や経済危機をはじめとして、お客さまが本当に困難な時期に支援ができるのが政府系金融機関である日本公庫の存在意義だと思っています。過去の職員がそれを実践してきたからこそ築かれているお客さまとの信頼関係を日々の営業活動の中でも感じています。
大学のゼミでは農業経済を専攻しており、地方の農家さんへの訪問調査等を行っていました。この経験から実際にお客さまと直に接して何かの支援ができる仕事がしたいと思いました。最初は志望業界を絞れず何十通もESを書きましたが、最終的にはお客さまを通してさまざまな業界に触れ、金融支援を行える銀行を志望しました。
社会人人生は長いですし、日常生活の大半は仕事をして過ごすことになります。自分の興味がある業界や仕事内容は当然重要ではありますが、どのような組織・チームに属するか、誰と一緒に働くかということも非常に大事な要素だと思っています。さまざまな企業のイベントなどに参加しながら、この人たちと働きたいと思える企業を見つけてほしいです。