お客さまインタビュー社会事業のパワーアップに

2017年7月28日掲載

NPO法人インターナショクナル(兵庫県神戸市)
代表理事 菊池 信孝 様

●Mission
誰もが自分らしく多様性あふれる未来をつくる。
代表理事 菊池 信孝 様
Q. どのような事業をされているのですか。

Diversity & Inclusion」を理念に、ひとりひとりの違いに配慮したコミュニケーションをつくる「Inclusive Design」と、多文化や多様性への理解と交流を広げる「Diversity Education」の2つの領域で活動しています。

主に「Inclusive Design」の領域を説明すると、「インターナショナル」と「食」を合わせた社名のとおり、日本語が読めない外国人をはじめ、漢字が読めない子どもや小さな文字が読みづらい高齢者などに、料理に使う食材を絵文字でわかりやすく表示する「フードピクト」を開発し、そのライセンスの販売、ライセンスユーザー向けの研修やコンサルティングなどを行っています。

「フードピクト」のほかにも、大規模な自然災害が発生した際、外国人や障害者などの多様な被災者と支援者とが円滑にコミュニケーションをするための「災害時避難所コミュニケーション支援カード」を開発しています。

Q. 日本公庫をご利用いただいたきっかけは何ですか。

日本公庫とは、約3年前に日本公庫の神戸創業支援センターが開催したソーシャルビジネス支援セミナーに、講師として招いていただいて以来のお付き合いです。

講師だけでなく、私自身もセミナーに参加し、税務や法務等の分野において専門家に相談することができたほか、参加者との交流によって横のつながりが広がるなど、経営にとって大きな機会となりました。

Q. 日本公庫の印象を教えてください。

やはり、政府系金融機関ということで、「安心感」、「わかりやすさ」という点が大きいですね。また、融資だけでなく、セミナーや個別相談会の開催を通じて情報支援にも積極的に取り組んでいることからも、私たちソーシャルビジネス事業者にとって、大きな存在であると感じています。

Q. 借入金のお使いみちは何ですか。

今回、日本公庫の融資を初めて利用しましたが、「フードピクト」事業の業容拡大を図るために必要な活動経費などの運転資金を借入しました。

実は、今回の借入金は、助成金が入金になるまでの短期のつなぎ資金として予定していたのですが、担当者の方から、経営安定化のための長期資金として利用を勧められました。それが今、非常に役に立っています。

というのも、手元に運転資金を残しておくことによって、突発的に資金が必要になった場合でも対応できるため、資金繰りに余裕が生まれました。

担当者の方から提案をいただき、有難かったです。

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