お客さまインタビュー事業に対する意識改革の機会となった

平成28年10月19日掲載

NPO法人輝くママ支援ネットワークぱらママ(岡山県岡山市)
代表理事 藤井 弥生 様

●Mission
子育て中のママが、家庭と仕事を両立できるような多様な働き方を選択でき、自分らしく前向きに働き続けられる社会を実現させること。
代表理事 藤井 弥生 様
Q. どのような事業をされているのですか。

当法人は、子育て中のママに対するさまざまなサポートを行っています。具体的には、子育てに関する情報やママ同士の交流の場を提供するほか、ママが働きやすい職場環境を整備するために、県内の中小企業に対してコンサルティングや女性活用セミナー等を実施しています。また、平成26年に女性の社会進出を支援することを目的とした多機能施設「BIOももの花プラザ」を開設し、女性の再就職や起業を支援するためのセミナーやイベント等を開催しています。
ママの笑顔は子どもや家族の笑顔につながると思っています。笑顔の子どもたちがあふれる明るい未来を目指し、これからも「ママのために」(ぱらママの『ぱら』はスペイン語で『~のために』の意味)今私に何ができるのかを考えながら、活動の幅を広げていきたいと思います。

Q. 借入金のお使いみちは何ですか。

行政からの委託事業や補助金事業を行っていますが、この場合入金は事業実施後となるため、実施期間中の資金繰りを手当てする必要があります。今回は、従業員の人件費やセミナーの開催にかかる経費等の支払いに充てる運転資金として利用しました。

Q. 借入の申込をする前にどのような準備をされていましたか。

当法人の事業計画を客観的に説明できるように、事業に対する理念や経営方針、経営目標、資金計画等を盛り込んだ「経営方針書」の作成を行いました。特に資金計画に関しては、財務や経理に関する知識が十分でないため、元金融機関勤務の知人に計画書を見てもらい、意見をもらいながら念入りに作成しました。

Q. 借入をしたことによって経営に何か良い影響はありましたか。

それまでは、事業利益は出ているのに手元に資金が残らない理由がよく分かりませんでしたが、借入にあたって資金計画を作成したことで、キャッシュフローの仕組みを理解することができ、資金調達のタイミングと必要額を把握することができるようになりました。
また、借入は返済しなくてはいけませんから、経営に対する責任感や緊張感が高まり、事業の採算性をより意識するようになりました。従業員を雇用し、借入を返済しながら事業を継続していくには収益を確保しなくてはなりません。創業当初はサークル的な活動が中心でしたが、活動内容の見直しやスタッフの意識改革を行い、今ではスタッフが一丸となってより良い事業活動になるように取り組んでいます。

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