事業承継マッチング支援

食べログ「うどんTOKYO百名店2020」に
選出された名店の事業承継のカタチ

東京の代々木上原駅から徒歩2分(東京都渋谷区西原3-1-6)。
新店舗で、新オーナーの下、前経営者が、店長となって第二のスタートを切った「讃岐饂飩元喜」。
その裏側に迫る! 

Summary

  • 年齢の問題に加え、店舗があったビルの取り壊しをきっかけに、事業承継を決意
  • 買い手の魅力は、既に飲食業で多店舗展開している経営能力・マネジメント能力
  • 今後はイタリアンと融合した、新しいスタイルのチェーン展開を目指す
左側(譲渡側):岩崎良藏氏 右側(譲受側):株式会社otto 伊勢崎氏

左側(譲渡側):岩崎良藏氏 
右側(譲受側):株式会社otto 伊勢崎氏

ホンモノの素材が持つ深い味わいを追求し、人気のうどん店へ成長

ーーまずは事業承継の完了と新店舗でのスタート、おめでとうございます。

譲渡側:岩崎氏

ありがとうございます。バタバタですが、なんとかやっています。

ーー非常に評判が良いうどん店のようですが、こだわりを教えてください。

譲渡側:岩崎氏

麺は、化学調味料や添加物を一切使わず、国産小麦にこだわり、出汁は硬度0の軟水で、本節・うるめ節・さば節等から取っています。そうしたホンモノの素材が持つ深い味わいを追求しています。大きな鶏の天ぷらがついた「かしわ天ぶっかけ」や、海老の天ぷら、ちくわの天ぷらを加えた「元喜盛りうどん」が人気です。

ーー長年うどん店を経営されていたと聞いていますが。

譲渡側:岩崎氏

東京都文京区の千石駅近くで約16年営業していました。元々、建設会社で働いていたのですが、希望退職の募集に応じ、うどん学校やその系列店の修行を経て、うどん店を開業しました。当然初めての経営だったので、手探りのなか必死にやってきました。創業から数年で、お昼時には外で待ってもらうこともあるなど、人気店になったと思います。

「元喜盛りうどん」

「元喜盛りうどん」

年齢の問題に加え、
店舗があったビルの取り壊しをきっかけに、事業承継を決意

ーー人気店であったのに、どうして事業承継を考えたのですか?

譲渡側:岩崎氏

店舗が入居しているビルの取り壊しが決まって、立ち退きを要求されたことがきっかけです。後継者もおらず、69歳という年齢的にも、これから新たに借入をして新しい店舗で経営者としてやっていくのは考えられてなくて。それでも、うどんの味やこの「元喜」の名前を残したいと思っていました。

ーー新オーナーはどんな会社様ですか?

譲渡側:岩崎氏

居酒屋やイタリアンのお店の多店舗展開をされている株式会社otto様です。神戸の三宮や東京の神田にも最近出店するなど、新規出店に力を入れている会社さんです。

ーー株式会社otto様が譲受の手を挙げてくれた理由はなんだったのでしょう。

譲渡側:岩崎氏

もちろん、既存の居酒屋やイタリアンのお店とうどんを掛け合わせたような新たなことにチャレンジをしたいという意向もあったでしょうが、一番は経営層の方々が皆うどん好きだったということだと思います笑

買い手の魅力は、
既に飲食業で多店舗展開している経営能力・マネジメント能力

ーー岩崎様が株式会社otto様を選んだポイントは。

譲渡側:岩崎氏

やはりすでに飲食店を20店舗以上展開できている経営能力・マネジメント能力の高さですよね。株式会社otto様の熱心さやスピーディな動きは群を抜いていました。最初は他の会社様と交渉していたのですが、決断力の高さにも驚かされました。

ーーお相手と交渉を行ううえで、大切なことはなんでしょうか。

譲渡側:岩崎氏

何を重視して事業承継を行うかの軸を明確にしておくことだと思います。私はうどんの味とこの「元喜」ののれんを残したかったので、その部分に配慮してくれる方を探していました。軸がぶれるといつまで経っても譲渡の決断はできないと思います。

讃岐饂飩 元喜 外観 讃岐饂飩 元喜 内観

今後はイタリアンと融合した、
新しいスタイルのチェーン展開を目指す

ーー今後の展望を教えてください。

譲渡側:岩崎氏

まずは新店舗を軌道に乗せることですが、イタリアンと融合した新しいスタイルの店舗展開など、チェーン展開できるといいですね。

ーー最後に事業の譲渡を検討している方へのメッセージをお願いします。

譲渡側:岩崎氏

譲渡を検討している方については、まずは一歩を踏み出してみるということですね。事業承継問題は正直後回しにしがちなのですが、いつかは向き合わなければならない問題です。やるべきことは公庫が丁寧に教えてくれるので、まずは相談してみてください。

公庫担当者
からのコメント
店舗の移転を伴う事業承継というイレギュラーなケースでしたが、「元喜」の名前への想いや、うどんの味を大切にしていただけるお相手と成約できたことをうれしく思います。事業承継はゴールではなく、スタート。新しいカタチでの「元喜」の発展に期待しています。

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