TOP > 中小企業事業 > 中小企業事業トピックス一覧 > 平成18年 > 米を担保に長期資金の融資を実施 ~ 動産を活用した融資で、中小企業の円滑な資金調達を後押し ~

 中小公庫は、5月16日、寝屋川市の米卸売業者である幸福米穀株式会社に対し、同社倉庫内に保管する玄米・白米等の在庫を担保とした融資を実施しました。
 中小公庫の在庫担保融資適用案件としては、近畿地区で初めて、全国でも2例目。

 中小公庫では、従来から機械装置等を担保評価するなど、不動産担保に依存しない融資に取り組んできています。在庫担保融資は、平成17年10月に「動産及び債権の譲渡の対抗要件に関する民法の特例等に関する法律」が施行され、新たに動産譲渡登記制度が創設されたことを受け、取扱いを開始したものです。

 商品などの在庫は、日々の企業活動により価値が大きく変動するため、一般に担保物件としての管理が難しいとされていますが、中小公庫では、事業基盤を有する中小企業者であって、在庫品の保管・転売が容易であり、在庫管理を含めた内部管理体制が適切と認められるかた等を対象に、在庫担保融資に取り組んでいます。

 幸福米穀株式会社は、年商100億円を誇る安定した仕入・販売基盤を有しており、仕入から精米、出荷に至るトレーサビリティシステムを導入し高度な在庫管理体制を構築している。中小公庫は、このような当社の事業基盤や内部管理体制等を評価し、今般、同社倉庫で保管する在庫を担保として融資を行ったもの。

 中小公庫では、今後とも在庫担保など不動産担保に過度に依存しない融資の定着に向けた政策誘導機能を発揮し、中小企業者の資金調達の円滑化及び資金調達手段の多様化を支援するとともに、地域中小企業の活性化に、より一層貢献していく方針です。