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新事業に取り組む研究開発型ベンチャー企業に資本性劣後ローンを適用 ~ 青森県弘前市の画像処理システム機器製造業者を支援 ~

  日本政策金融公庫(略称:日本公庫)の青森支店中小企業事業は、青森県弘前市の画像処理システム機器製造業者である株式会社クラーロに資本性劣後ローン(「挑戦支援資本強化特例制度」)を適用し、このたび、新事業育成資金の融資を実施しました。

  資本性劣後ローン(「挑戦支援資本強化特例制度」)は、新規事業や企業再建等に取り組む中小企業の財務体質の強化を図るために、資本性資金を供給する制度で、平成20年4月より取扱いを開始したものです。本特例制度は、無担保・無保証人、融資期間15年の期限一括償還型で、融資後1年ごとに直近決算の成功度合いに応じた利率が適用されるほか、本特例による債務については、金融検査上自己資本と看做すことができ、また、法的倒産手続時は他の債務に劣後する等の特徴を有します。

  株式会社クラーロは、新事業として、弘前大学との共同研究により、病理組織の観察に有用な「バーチャルスライドシステム」(顕微鏡画像システム)の開発・製造販売に取り組んでいます。このたびの融資は、本新事業計画に必要な運転資金を供給したものです。

  日本公庫は、国の施策に基づく政策金融機関として、今後とも本制度を活用し、中長期的な事業計画を策定して計画的に財務体質の改善に取り組む企業を支援するとともに、新事業に取り組むベンチャー企業を積極的にサポートしていきます。

【融資先の概要】

 

企業名 株式会社クラーロ
所在地 青森県弘前市
業 種 画像処理システム機器製造業
新事業の概要等
新事業:バーチャルスライドシステムの製造販売事業
  •  ・バーチャルスライドシステムとは、顕微鏡で撮影した病理組織標本をデジタル画像化する診断支援システム。同システムでは、病理組織を拡大した正確・精密な画像が閲覧でき、また、例えば病理医が不在の病院で摘出された病変組織の標本を、遠隔地の病理医が迅速に診断を行うなど、複数の遠隔地から、インターネットを通じて同時に当該標本の検査することが可能になる。こうしたことから、がん診療などの病理診断において、診断精度の向上と医療の均一化に大きく寄与することが期待されている。
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