TOP > 中小企業事業 > 中小企業事業トピックス一覧 > 平成22年 > 中小企業向け資本性劣後ローン 名門老舗企業へ適用 ~ 事業の再構築に取り組む水戸市の和洋菓子製造業者の財務体質強化を支援 ~

株式会社日本政策金融公庫(略称:日本公庫)水戸支店の中小企業事業は、「挑戦支援資本強化特例制度」(資本性劣後ローン)を、老舗の和洋菓子製造業者「阿さ川製菓株式会社」に適用し、このたび、運転資金の融資を実施しました。本制度の適用は、茨城県内で2件目となります。
「挑戦支援資本強化特例制度」は、新規事業や企業再建等に取り組む中小企業の財務体質の強化を図るために、資本性資金を供給する制度で、平成20年4月より取扱いを開始したものです。
本特例制度は、無担保・無保証人、融資期間15年の期限一括償還型で、融資後1年ごとに直近決算の成功度合いに応じた利率が適用されるほか、本特例による債務については、金融検査上自己資本と看做すことができ、また、法的倒産手続時は他の債務に劣後する等の特徴を有します。
同社は、明治5年創業の老舗和洋菓子製造業者で、茨城県の銘菓として親しまれている「水戸の梅」「吉原殿中」等の和菓子を取り扱っています。老舗企業として高い知名度があり、安定した事業基盤を築いていますが、近年では、景気が低迷する中で、お菓子に対する顧客嗜好の多様化やライバル商品との競合が激しくなっていることから、事業の再構築に取組んでいます。
こうした中で、今次貸付制度を利用することで、財務体質の強化に取組むとともに、資金面で、民間金融機関からの資金調達がより円滑化されることも期待されます。
日本公庫は、国の施策に基づく政策金融機関として、今後とも本特例制度を活用し、地域経済の活性化に取り組む企業を積極的に支援していきます。