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中小企業の産学官連携事例集を発行

  • ○ 産学官連携を活用し、直面する技術課題の解決を図り、新製品の開発や量産化技術の確立に成功した8社の事例を紹介
  • ○ 産学官連携のきっかけ、具体的な取組み内容とその効果及びポイントを提示し、中小企業の産学官連携に向けた取組みを後押し
  • ○ 本事例集は、全国の営業部店窓口で配布する

 中小公庫では、産学官連携を活用し、新製品の開発等に成功した取引先中小企業8社の事例をとりまとめた「中小企業の産学官連携事例集」を発行した。

 本事例集では、共同研究や技術指導などの連携形態別に具体的な取組みやその効果等についてまとめるとともに、「目的及び克服すべき問題点の明確化」「Give&Takeによる信頼関係の構築」など、産学官連携に取り組む際のポイントを提示している。

 このほか、中小公庫では全国の営業部店において産学官連携セミナーを開催するなど、中小企業の産学官連携の推進に取り組んでいる。

【掲載事例(要約)】

  •  1.経営の危機を救った「錆びないボルト」
    [産学連携による新製品開発で高付加価値経営への転換に成功したボルト・ナット製造業者]
    •   円高不況や海外プラントの相次ぐ建設中止から売上が激減、経営が危機的な状況に陥り、地道に続けてきた「フッ素樹脂塗装による錆びないボルト」の開発に社運をかけた。開発は、「塗装の剥離」「ボルトへの均一な塗装」等の課題に直面し行き詰まりかけたが、弁理士事務所から紹介を受けた京大教授との共同研究により大きく前進、下地処理や特殊塗料の開発により技術課題を克服し製品化に成功した。「錆びないボルト」は、石油メジャーのプラントでの採用を機に、爆発的な大ヒットとなり、現在では同社の主力製品となっている。
  •  2.「微生物の分解能力を応用した生ごみ処理機」の開発により下請けから脱却
     [産学官連携による製品開発で新分野進出に成功した小型モーター製造業者]
    •   得意先の生産拠点の海外移転に伴い売上が激減、大打撃を被ったことから、地元下請企業が結成した産学官交流グループの協力を得て、「生ごみ処理機」の開発に着手。社長の人脈から東北大学教授の紹介を受け、同教授が開発した微生物を生ごみ分解分野へ応用するとともに、産業技術総合研究所の支援も受け、高い消臭機能も兼ね備えた新製品を完成させた。新製品は月千台以上の販売実績を誇り、下請けからの脱却を果たしている。

以上