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中小公庫は、「平成19年度行政コスト計算財務書類」を作成し、本日(7月31日)公表しました。
中小公庫の平成19年度行政コスト計算財務書類は、融資・証券化支援・信用保険の3業務(6勘定)の合計となっています。
平成19年度の行政コストは、5,556億円となり、平成18年度行政コスト1,769億円と比較すれば、3,787億円増加しています。
平成19年度行政コストの内訳は、(1)民間企業仮定損益計算書の費用から貸付金利息等の業務収益を控除した業務費用5,361億円、(2)政府出資金等に係る機会費用195億円です。
なお、勘定ごとの民間企業仮定財務諸表、行政コストの推移は以下の通りです。
<民間企業仮定財務諸表>
当期損益は、利ざやはほぼ横這い推移でありましたが、不良債権の減少に伴い貸倒引当金の繰入が前期に比べ減少したこと等から562億円の黒字となりました。
純資産は、当期純利益562億円の増加により、1,557億円となりました。
<行政コスト>
行政コストは、マイナス81億円となり、平成18年度に比べ281億円減少しました。内訳は、業務費用が貸倒引当金の繰入減等により264億円減少し、機会費用が政府出資金に乗ずる利回りの低下により17億円減少したことによるものです。
<民間企業仮定財務諸表>
当期損益は、相応の買取を実施したこと、出資金に係る運用益も寄与し1億円の黒字転化となりました。
純資産は、産投会計から12億円の出資を受け入れ後、243億円となりました。
<行政コスト>
行政コストは、2億円となり、平成18年度に比べ3億円減少しました。
<民間企業仮定財務諸表>
当期損益は、保証履行による代位弁済は引続き多かったものの、前年度に相応の貸倒引当金を計上していたことから今年度の繰入額は19億円減少し、6億円 の赤字となり、赤字幅は18億円減少しました。
純資産は、一般会計から45億円の出資を受け入れ後、130億円となりました。
<行政コスト>
行政コストは、赤字幅の縮小等に伴い8億円となり、平成18年度に比べ18億円減少しました。
<民間企業仮定財務諸表>
中小企業信用保険事業の当期損益は、保険契約準備金の計算方法を変更(別紙参照)したことにより、同準備金に2,962億円の繰入れが必要となったこと、さらに保証協会の代位弁済が増加したことにより、前期の1,417億円の赤字から大幅に悪化し、5,544億円の赤字となりました。
なお、平成19年度については、保険契約準備金の繰入れに伴い当期損失は拡大していますが、この計算方法の変更による影響は翌年度以降発生するものではありません。
融資事業の当期損益は、金利の上昇により貸付金利息及び預け金利息が増加したことから、15億円の黒字となりました。
純資産は、一般会計から2,531億円の出資を受け入れたものの、当期損益が5,529億円の赤字となったことから、2,998億円減少し、1,491億円となりました。
<行政コスト>
行政コストは、5,649億円となり、平成18年度に比べ4,095億円増加しました。内訳は、業務費用が契約準備金の繰入増等により4,117億円増加し、機会費用が22億円減少したことによるものです。
<民間企業仮定財務諸表>
当期損益は、保険引受収益が保険引受費用を上回り、28億円の黒字となりました。
純資産は、当期純利益が28億円となったことにより、119億円となりました。
<行政コスト>
行政コストは、マイナス28億円となり、平成18年度に比べ2億円減少しました。
<民間企業仮定財務諸表>
当期損益は、預け金利息の増加により、3億円の黒字となりました。
純資産は、当期純利益が3億円となったことにより、717億円となりました。
<行政コスト>
行政コストは、6億円となり、平成18年度に比べ4億円減少しました。
・保険契約準備金計算方法の見直しについて(PDF 123KB)
・リスク管理債権について(PDF 173KB)