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「アセアン進出企業の現地法人実態調査」結果

  • ○ 実績で増収企業71%・増益企業51%、先行きについても増収見込企業63%・増益見込企業51%となるなど、進出企業の経営状況は総じて良好
  • ○ ただし、国別・業種別にバラツキがみられ、自動車関連の多いタイでは実績・先行きとも増収増益とする企業が多い一方、電機・電子関連の多いマレーシアでは先行き慎重な見方をする企業が多い
  • ○ 「仕入原価の上昇」を経営課題とする企業が59%と、初めてトップに

 中小公庫は、2004年8月、アセアン域内5カ国(マレーシア、タイ、インドネシア、フィリピン、ベトナム)に進出している中小公庫の取引先現地法人(以下、「企業」という。)595社を対象に、企業の経営実態調査を実施した(回答企業207社)。

  • ・ 今回の調査によれば、前期に比べ増収となった企業が71%(前回調査62%)、増益となった企業が63%(同39%)となり、先行きについても63%の企業が増収を、51%の企業が増益を見込んでいるなど、進出企業は総じて良好な経営状況にある。
  • ・ ただし、実績、先行きとも、国別・業種別にバラツキがみられる。
     実績では、自動車関連に牽引されたタイが好調で、増収企業が82%、増益企業が76%となった。一方、タイ以外の国をみると、増収企業は何れも60%を超えているが、増益企業についてはフィリピン46%、マレーシア39%、インドネシア26%となっており、タイとは大きな格差が存在している。
     先行きについても、内需・輸出ともに好調なタイでは増収見込企業が72%、増益見込企業が61%となる一方、マレーシアでは増益を見込む企業が34%にとどまっている。マレーシアの企業に先行き慎重な見方が多い背景には、価格競争の厳しい電機・電子関連が多いだけに、最近の素材価格の上昇への懸念等があるものとみられる。
  • ・ 今後の経営課題については、「仕入原価の上昇」とする企業59%が大幅に増加(前回調査31%)し、初めてトップとなった。また、「販売原価の下落」を課題とする企業も49%となっており、今後、進出企業の収益への影響が懸念される。