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中小公庫レポート07-6

中小公庫レポート『中小企業における若年労働力とベテラン労働力の確保・活用戦略』について

  中小公庫総合研究所では、人的資源の確保・活用が企業経営の大きな課題となる中、若年労働力とベテラン労働力の確保・活用のポイントを分析した中小公庫レポート『中小企業における若年労働力とベテラン労働力の確保・活用戦略』を発行した。
  本レポートでは、労働力市場の構造的変化について概観するとともに、当公庫が実施した中小企業動向調査(付帯調査)等の結果から、中小企業における人材面での問題点等を考察した。さらに、具体的な中小企業の事例分析を行い、若年労働力およびベテラン労働力の確保・活用における取組みのポイントをまとめた。

  本レポートの要旨は以下の通りである。

1. 労働力市場の構造的変化
  人口減少・少子高齢化により、今後、60歳以上の労働力人口は大幅に増加する一方、15~29歳の若年労働力人口は、引き続き減少が見込まれている。労働力市場の中長期的な構造変化に伴い、人的資源をいかに確保するかが企業経営の大きな課題となる。

2. 若年労働力の確保・活用の状況と中小企業の課題
  若年層では、他の年齢層に比べ、自発的離職を中心とした失業率が高い一方で、有効求人倍率が高く、労働力の需給が逼迫している。中小企業4社のインタビュー調査を行い、以下のポイントから若年労働力の確保・定着に向けた取り組みを検討した。

(1)若年労働力の確保段階における中小企業の低い知名度への取組み
(2)若年労働力の定着に向けた取組み
(3)若年従業員の育成における中小企業の優位性と問題点
(4)育成ノウハウの蓄積と体系化に向けた努力

3. ベテラン人材の雇用推進と中小企業の対応
  生きがいや社会参加を目的とした高齢者の就業割合は近年増加している。中小企業は、柔軟な組織体系により意欲ある高齢者に対して就業機会を提供できる可能性がある。中小企業3社のインタビュー調査を行い、以下のポイントからベテラン労働力の確保・活用を考察した。

(1)ベテラン人材の採用ルート多角化への取組み
(2)他企業OB人材と他の従業員とのコミュニケーション
(3)ワークライフバランスへの配慮
(4)活躍機会の提供