TOP > 中小企業事業 > 中小公庫レポート・調査レポート一覧 > 中小公庫レポート:「アウトソーシングの活用による中小企業発展の可能性」について
中小公庫調査部では、アウトソーシングの戦略的活用により経営基盤強化・経営革新等を推進する中小企業の取り組みついて調査分析した。
アウトソーシングに対しては様々な考え方があるが、本調査では「あるビジネスを遂行する上で必要な業務活動について外部の経営資源を戦略的(=経営方針・経営戦略に基づくもので、かつ、経営の高付加価値化に寄与する)に活用すること」という概念整理をまず行った。
アウトソーシングの先進国である米国においては、アウトソーシングの活用分野が多様化するとともに、活用目的が「ビジネスプロセスの効率化」や「新たな付加価値を追求する手段」という戦略的な意味合いが強まっている。
これに対し、わが国においては、依然として「コスト削減が目的」とする企業が多く、米国において多くあげられる「専門性の向上」や「本業への集中のため」という意識がまだ低いと推察される。
こうした中、わが国中小企業においても戦略的にアウトソーシングを活用するところが現れており、アウトソーシングの活用により戦略的に経営基盤強化や経営改善・経営革新を図っている10事例を採り上げ、ヒアリング調査結果の分析を行った。
その結果、次のような「アウトソーシングの戦略的活用のポイント」が抽出された。